「見殺しになんて、できなかった」30人以上の捨て子を育てた、女性の人生に心が温まる

「彼らはみな、尊い人の命なのです」

767d55e580f3fbfa3b7643795a2948b0213d9eaf

 

中国の浙江省に住む高齢の女性の歩んできた人生が、世界中で感動を呼んでいる。

楼小英(ロウ・シャオイン)さん。これまでに30人以上の捨て子を拾い、育て上げてきた。彼女自身も決して裕福な暮らしをしているわけではない。街中のゴミを拾い、リサイクルすることで生計を立てている。

「ゴミ拾いに出かけたときに、小さな女の子を見つけたところから全てが始まりました。1972年のことでした。彼女は道端のゴミの中に横たわっていました。捨てられていたのです。私たちが連れて帰らなければ、死んでしまっていたでしょう」

楼さんはその後も30人以上の子供を保護し、実の子供と同じように愛情を注いだ。

「最初は弱っていた子が次第に元気になっていって、すくすくと育っていく姿を見るのは本当に幸せでした。そして、私は子供の面倒を見るのが本当に好きなんだと気付いたんです」

楼さんはなんと、82歳の時にも彼女の一番下の子となる男の子、麒麟くんを保護している。

「自分がすでに高齢だということはわかっていました。けれど、彼をゴミの中にそのままにして、見殺しにするなんてできませんでした。とても可愛らしい子で、私たちの力を必要としていたの。ただただ、連れて帰らなくてはという想いでした」

なんとか
学校へ通わせてあげたい

43cbb760810ce3473598420654976e64afe3f13e

楼さんは88歳となった2012年、腎不全のために入院生活を送っていた。彼女の唯一の願いは、まだ幼い麒麟君をなんとか学校に行かせてやりたい、というもの。

彼女の物語が中国のニュースで報道されると、瞬く間に人々の心を打ち、入院費を援助する募金サイトが立ち上がった。また、戸籍や学費の問題などで小学校への進学が難しいと見られていた麒麟君には、楼さんの地元の小学校から補助金付きで入学を認める旨のオファーがあったという。

「子供達は、愛情と、面倒を見てくれる人を必要としているのです。彼らはみな、尊い人の命なのです。どうしてあんなにか弱い赤ん坊を道端に置き去りにできるのでしょうか」

楼さんの子供たちに対するまっすぐな気持ちが、胸に刺さる。

Reference:Daily mail
「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログをきっかけに、待機児童問題が一気にフィーチャーされたことは記憶に新しいですが、世界を見渡せば、日本社会が参考にしたい子...
女性に対する性的犯罪があとを絶たず、大きな社会問題となっているインド。政治家の「夜中にで歩かなければ被害にも遭わない」という発言に対し、反発が集まり、SN...
「ブラック校則」について議論されている今日、社会人の数人に学生時代の校則についてインタビューしました。思い返してみても謎なものから、ちょっと厳しすぎじゃい...
5万4千枚もの写真をつなげて作られたこの作品の臨場感は4Kならではのもの。葉の上で光る水滴、まっすぐに空へとのびる木々。朝日を受けて輝く湖面。3分40秒間...
浜辺へと漂着したプラスチックゴミだけを使って、ひたすらオブジェをつくるプロジェクト
「The School of Life」のこの動画、一見の価値ありです。学校教育の問題点さえ理解すれば、大人になっての矛盾に対応できるそう。って、もう遅い...
「結婚観」、それはお国柄が色濃く出る価値観の一つ。時代が変わり、結婚に対する自由な考え方が世界に広がりつつある今もなお、古くから残る結婚観が女性たちを苦し...
この「Arranged」という名のゲーム。いわば、すごろくです。遊びながら南アジアの女性問題、結婚問題を実感させるボードゲーム。いったい、どんなものなので...
女性の活躍が進んでいるとはいっても、人数としてはまだまだ男性の方が多い政治の社会。もしもそれが、逆転したら?そんなイラストを公開した「College Hu...
不平等な社会を訴えるべく、フォトグラファーMarinka Masséusとイラン女性たちは、「自由を表現する写真」と「鮮烈なメッセージ」を発信しています。
メルセデス・ベンツがモーターショーに向けて用意したこのトラック。痛車のようなデコトラのようなアーティスティックなトラックが、アメリカ人アーティストAlek...
ドヤったはずが、大間違い。社会人として知っておきたい「日本語」
学歴社会では「社会が頭の良い大学に行くと、人生が上手くいく」というイメージを植えつけますが、実際にどれくらいの弊害が生まれているのでしょうか。この疑問を人...
日本に「エシカル」という言葉を先駆けて紹介し、より良い世界への歩み、社会貢献の一端を担う女性、林民子さん。「好奇心の赴くまま、自然の流れに従ったら今の私が...
価値観が変わりつつあるとはいえ、ルワンダには、いまだに男性は仕事、女性は家事をするものという考え方が残っているらしい。この慣習があるがゆえ、女性が教育を満...
昔、ウガンダの一部の地域では、女性が結婚前に妊娠することを恥だと捉えられていた。理由は妊娠経験がある女性を男性が花嫁に迎えることがほとんどなかったから。島...
写真家のFarah Hughesが撮影するのは、産後うつになってからも子育てを続ける女性たちのポートレイト。実際に産後うつを経験したFarahが撮影した写...
新神戸駅から車で1時間半。向かうは兵庫・丹波市(たんばし)。決してアクセスがいいとは言えないこの街へ向かった目的は、ズバリ「農家民宿」です。宿泊するのは、...
Cath Witten氏は、子どもを産まない人生を選択した女性のひとりです。しかし、ときおり心が傷むような言葉をかけられることがあるとElephant J...
パレスチナの紛争を撮影するために、フォトジャーナリストのMonique Jaquesがガザ地区を訪れたのは2012年のこと。当初、激しい争いによる傷跡を捉...
本当の豊かさを追い求め、夫婦二人で2年間の世界一周の旅に出る。インドで人々と深く関わる中で、ひょんなことから小学校に机と椅子を贈るプロジェクトを実施し、そ...
ちょっとした皮肉とユーモア混じるChris Hallbeckが描いた“社会人マンガ”を読んだら、何だか心が和んでしまった。もう、立派な大人なのだけど、無邪...
マスメディアの広告は商品を宣伝するが、アートは、人間や社会にとって大切なものを宣伝している。幸運なことに、僕たちのまわりには多くのアートがある。広告では忘...
女性が年々美しくなっていくからか、もちろん恋愛は何歳になってもアリ。老若男女、恋愛を楽しむお国柄は、もしかしたら女性の美しさに理由があるのかもしれないと思...