判断力のある人が実践している「4つの対比」とは?

ビジネスでもプライベートでも、身の回りには「意思決定」が求められる状況はたくさんあります。そこでの最も基本的な考え方は「対比」です。そのポイントはたったの4つしかありません。起こり得る対比の組み合わせは無数にありますが、どのような状況でもこの4つに当てはめれば、自ずと答えが出るはずです。

01.
「時系列」で対比

例えば、海外への1人旅における航空券の購入をイメージしてみましょう。
インターネットで検索した時点で購入の意思決定をしなかったために、翌日同じサイトを見ると価格が3万円上がったというケースは珍しくありません。
そこで私は前年の傾向を算出して購入するようにしています。つまり、数年の同時期の数値、結果指標を「時系列」に取って対比することにより、どういう傾向にあるかが理解できるのです。
「時系列の対比」という軸を意思決定の柱とすることで、意思決定までの「カウントダウン」が明確になるため、最適なスピードで、最小のリスクしか負わずに判断することができるのです。

02.
「標準値」で対比

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たとえば自分のベスト体重が80キロの男性が、85キロになったとしましょう。まずは5キロを減少させるという意思決定にたどり着きます。
その方法はさまざまですが、1日1,550キロカロリーというダイエットの標準値に合わせた食事にするなど、標準の値を参考に考えることができるのです。
企業のケースでは、業界の標準値と対比することにより、自社の優れている点、劣っている点を理解し、アクションを選択していきます。わかりやすいのは製造業における営業利益率10%という値。達成していれば「優良企業」といわれる数字です。業界によって異なりますが、ひとつの目安として活用されています。

03.
「他者(他社)」と対比

社内のMBA社費留学の選抜試験が実施されることになり、最終選考にあなたとA君が残ったとします。そこで最終面接に向けて、何に取り組むべきか検討中です。
上で例に挙げた自分の標準値とは違い、対象になる軸はA君の成績。最終試験までの限られた時間の中で、何に取り組むかの選択が重要になるのです。
そのために、A君と対比して自分は何が優れていて、何が劣っているのかをリサーチする必要がある。その上で、自分の強みを伸ばす勉強をするのか、弱みを補完する勉強をし、面接に臨むかが変わってくるのです。
企業のケースでいえば、ライバルである同業他社と対比することにより、その会社の優れている点、劣っている点を理解し、意思決定していくケースになります。

04.
「理想とのギャップ」と対比

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先ほどのダイエットの例でいうならば、理想の友人や憧れのモデルとの対比でダイエット方法や食事内容を決めていくことになります。
ビジネスのケースでいうと標準値と対比するより、目指すべき企業と自分たちとを対比し、足りない部分を真似する、もしくは営業成績ナンバーワンの人の習慣を自分と比べて、できていないことを取り入れる。それにより現在と理想とのギャップを埋めていくような意思決定をしていくことが考えられます。

さて、意思決定における4つの基準を紹介しましたが、目的とする意思決定がどの対比で明確に見えてくるのかみき分けるのが鍵。自分の主観的な判断に陥らないためにも、対比することで見えてくる客観性が、よりよい意思決定とスピードある判断にとって重要となるのです。

「即判断」する人は、なぜ成功するのか?
コンテンツ提供元:サンマーク出版

小関尚紀/Naoki Koseki

サラリーマン作家。旅人。都内の企業に勤務しながら作家としても活動中。著書に『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』(サンマーク出版)、『世界一わかりやすい「ゲーム理論」の教科書』(KADOKAWA 中経出版)、『新人マーケター乙女侍奮闘記』(東洋経済新報社)など。後者は「奇想天外なマーケティング授業」として韓国、台湾で翻訳されている。

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