「読むヨガ本」より。気分がすっきり晴れる、5つのメッセージ
仕事や恋愛で不調続き。気持ちが落ち込んでいる・・・。
これって誰にでもあること。あれこれ考えたって、すぐに出口がみつかるものでもありません。そんなときには、『じっせん こころのヨーガ』から紹介する5つのメッセージを読み、ゆっくりこころを鎮めましょう。
逆風にさらされても
やがて追い風がくる
風が吹いて、空気が流れていると
爽やかで素敵な気分になります。
青空にぽっかり浮かんだ白い雲が
風に流されていくようすを眺めます。
すべては流れていて
人生の逆風にさらされても
ときは流れ、季節も移り変わり
人生が好転するときもやがてくると
追い風を待ちます。
(p82「風に吹かれる」)
肯定的な感情でいると
状況がよくなる
「今日は一日、誰もなにも否定しない」
と決めて、その一日を注意深く過ごしてみます。
すると不思議なことに
外から「否定されること」も少なくなっていきます。
相手に対して、外の世界に対して
肯定的な感情をもつことで
肯定的な人間関係、世界が
自然に展開していくようになるのです。
なにごとにおいてもいい面をとらえて否定しない人
あまりささいなことにこだわらず受け流している人
そのまわりには気持ちのよい爽やかな風が吹いています。
(p90「肯定的な感情をもつ」)
ものごとを俯瞰してみると
冷静になれる
起こっている現象に巻き込まれてしまうと
その渦巻きの中で溺れてしまいます。
自分の人生を客観視すること。
ものごとを俯瞰することで
いつも冷静に過ごすことができます。
自分の人生は映画のようなもので
監督と主役、どちらも自分です。
どういう展開にするのか
出来事にどう反応するのかは
監督(自分)が決め、主役(自分)が演じるのです。
(p92「ものごとを俯瞰する」)
強欲にとらわれず、
ニュートラルな状態であるべき
決心してなにかをはじめると
極端に走ってしまうことがあります。
やる気があり過ぎて焦って無理して
ゴールに早く到達しようと急激にやり過ぎてしまうのです。
それはまた、強欲にとらわれていることになります。
極端に走らず、中道(極端を避ける)をこころがけて
いつもニュートラルな状態でいます。
欲を離れて、たんたんとじっせんします。
(p95「ニュートラルでいる」)
息を吐いて呼吸が深くなると
からだとこころが完全に休まる
緊張にはいろいろあって
神経や筋肉の緊張もあれば
感情的になっているときの緊張や精神的な緊張もあります。
からだとこころを完全に休めて、気づきだけをのこし
息を吐くたびに、自分自身がもっとリラックスしていくこと。
息を吐くたびに、自分自身がもっと静かになっていくこと。
息を吐くたびに、自分自身がもっと平和になっていくこと。
呼吸が深くゆっくりになってくると
リラックス状態がおとずれます。
(p155「リラックスする」)
『じっせん こころのヨーガ』
コンテンツ提供元:アノニマ・スタジオ
大学院で仏教学、インド哲学を学ぶ。インドのヨーガ道場やインドヨーガ大学でヨーガを学び、ヨーガ歴30年以上。東京・神奈川でヨーガを指導する。『じっせん こころのヨーガ』は読むだけでヨガ効果が得られ、普段の生活でもカンタンに実践できる「読むヨガ本」。自分の身ひとつで、静かに坐り、呼吸をととのえて、心を落ち着かせるシンプルな方法が書かれている。