LEDによって人工の光を再現!近い将来、高層ビルが地下に沈む?

日当たり良好な部屋…のように見えるけど、実はコレ「CoeLux」という人工的な照明パネルによるもの!ここは窓の無い部屋なのです。

LEDで太陽光を再現!

イタリア・インスブリア大学の研究グループによって開発されているこのパネル。青空カラーの薄いガラスの裏に、太陽光を再現するLEDライトを設置し、本物の太陽に近い光の散乱をつくり出しています。そのため、室内であっても陽の光のポカポカ感を疑似体験できるのだとか。

さらに、光の角度や強さによって「地中海風」、「北欧風」といった異なる空が作り出せる機能もあるそうで、大都会にいながら、トロピカルな日差しを浴びてリラックス。なんてことも夢じゃありません。体感ではどんな違いがあるのでしょうか。

動画で見ると、さらにその臨場感が伝わってきます。

高層ビルが地下に沈む?

プロジェクトを率いるPaolo Di Trapani教授が考えているのは、「地下」への応用です。この製品があれば、どこにいても太陽光と青空を感じられるため、技術を応用して、地下都市を建設できるかもしれないーーなんて話も。まるでSF作品のような構想ですよね。

ちなみに、2016年2月9月から21日まで、ベルギー・ルーヴェンで開催されるEXPO「Up In The Air」でも展示されていたようです。ぜひ体験してみたい!

Reference:Lux Magazine
Licensed material used with permission by CoeLux
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。