太陽光が降り注ぐ「地下庭園」(マンハッタン)
マンハッタンに眠る廃線になった地下路線を応用して公園を作る計画があります。
いまだテスト運用中ですが、2015年10月から土日に限り一般公開されており、イベントも盛り沢山。もし完成すれば、世界初の「地下公園」に。
日差しが眩しい“地下庭園”
「ローライン・ラボ」
ニューヨークの土地不足はよく知られており、使用されなくなった高架線を公園にしたハイラインをはじめ、海の上にプールや農地といった施設を浮かべるプロジェクトなど、余剰施設やスペースを有効活用するアイデアに注目が集まります。
なかでもローワーイーストサイドは公共のスペースが少ないそうで、十年以上使われていなかった地下路線を応用できるとあり、話題に。問題は明かりですが、ローライン・ラボが提案しているのは、地上で採光した太陽光を光ファイバーを通して地下まで直接送り、天盤で反射させる方法でした。
太陽光を地下まで直送
テスト期間中は、この太陽光で植物がどう育っていくかが調査されています。2016年6月7日には、はじめての蚕が発見。植物の成長はもちろん、新しい命も生まれはじめているようです。
「ローライン・ラボ初の蚕です!綺麗なアゲハチョウになるのか、それともミステリアスな蛾に?」。
そのほかイベントも大盛況
雨やどりがてら興味本位で覗いた人々も、まるで魔法のようだ!と興奮している様子。当初の予定より長く、テストは2017年3月まで延長。土日だけですが、11時から17時までの間なら、無料で自由に出入りできます。
同チームは、各関係機関との交渉を進め、2020年までに公園として正式にオープンできるよう計画を進行中。これにはニューヨーカーたちも興味深々の模様。なかにはここでプロポーズしちゃった人も(!)。それだけ人気が集まっているという証拠でしょうか。詳しくはコチラから。
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