土星の衛星「ミマス」の地下には、海が広がっているかもしれない

科学誌『Nature』に、驚くべき論文が掲載された。なんと、土星の衛生「ミマス」で地下海が発見されたそうだ。

地下海の存在は、木星の衛生「エウロパ」や土星の衛星「エンケラドス」などでこれまで確認されてきたが、ミマスの地下に海はないとされてきたらしい。というのは、ミマスの地表には、水蒸気の噴出のような地下海の存在を示唆する証拠がなかったから。

しかし、天文学者Valery Lainey氏たちがミマスを分析した結果、水の存在を確認。厚さ20〜30キロメートルはある氷の層の下に海があると考えられるそうだ。

今回の発見は、「地下海の存在を示唆する特徴が地表に見られない天体にも水がある可能性」を示しているとのこと。もしかしたら、地下海は太陽系では決して珍しいものではないかもしれない、とも。

気になるのは生命の存在だが、現時点では不明らしい。ただ、地球では2億年〜3億年かけて生命が出現したとされているのに対し、ミマスでは地下海ができてから200万年〜2500万年しか経っていないそう。そのため、ミマスの海を調査できれば、生命の誕生や海の変化の研究ができるかもしれないという。

現在の技術では、ミマスという遥か彼方の衛星で20〜30キロメートルも掘削することは困難を極める。しかし、今回の発見を機に、地球外生命体の研究が進むかもしれない。

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