ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、見たことがないほど輝いている「土星の輪っか」の撮影に成功
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影された土星の環が神々しいほど輝いているから、ぜひ見てほしい。
©NASA, ESA, CSA, STScI, M. Tiscareno (SETI Institute), M. Hedman (University of Idaho), M. El Moutamid (Cornell University), M. Showalter (SETI Institute), L. Fletcher (University of Leicester), H. Hammel (AURA), J. DePasquale (STScI)
これほど輝いている土星の輪っかは、今まで見たことがないかもしれない。
リングが明るく見えるのは、氷の粒でできているため。これだけ明るいと、輪っかがいくつかの領域に分かれている様子もはっきりと見て取れる。
また、土星本体の暗さもリングの明るさを際立たせている。なぜこれほど暗いのかというと、大気中のメタンガスが太陽光を吸収してしまうからだ。
科学者たちは、「今回の撮影は土星の環の構造や歴史などを解明する手がかりになる可能性がある」と述べている。
輝く土星が道標となり、宇宙研究がさらに進むかもしれない。
Reference: Saturn’s rings are glowing in Webb Space Telescope’s latest cosmic shot, Saturn’s Rings Shine in Webb’s Observations of Ringed Planet
Top image: © NASA, ESA, CSA, STScI, M. Tiscareno (SETI Institute), M. Hedman (University of Idaho), M. El Moutamid (Cornell University), M. Showalter (SETI Institute), L. Fletcher (University of Leicester), H. Hammel (AURA), J. DePasquale (STScI)