2024年、ついに太陽活動がピークに達するらしい……。

来たる2024年は、太陽活動の「極大期」になる……?

宇宙天気予報センター(SWPC)が、2024年1〜10月は太陽活動のピークになると予測され、以前の想定よりも活発になる可能性があると発表した。これによって、恒星表面の黒点の増加も予想される。

黒点が増えることや活発な時期を把握することって、そんなに重要か……?と疑問に思うことだろう。ところがこれ、意外にも人間にとって少なからず影響を及ぼすのだ。

まず、太陽に「周期」があるのをご存知だろうか。

太陽の表面には、周囲よりも温度が低いため黒く見える「黒点」があり、その数はなぜか11年周期で増減を繰り返す。黒点が少ない極小期は太陽活動が不活発で、磁場も弱くなる傾向にあるようだ。

例えば、1645〜1715年の70年間にわたって起きたとされる、黒点がほぼ観測されない「マウンダー極小期」。この時期には、ロンドンのテムズ川が凍り付くなど、地球でも著しい寒冷化が記録されていたという。

ただし、黒点の多い時期と少ない時期の間でも、光の放射量は0.1%しか変動がなく、上記のような寒冷化との因果関係は解明されていない。

さて、話は戻って、SWPCの先日の発表。

2019年の時点では「2025年中に到来する」とされていた太陽活動の極大期だが、当時の想定を上回るペースで活発化しており、現在は24年の1〜10月に改変。また、より長く続き、2度訪れる可能性も示唆されている。

これらが重要なのは、太陽活動の活発化は、太陽フレアとコロナ質量放出の増加を意味するから。

地球上での影響としては「オーロラが見れる機会が増える」という嬉しい面がある一方、太陽嵐の発生が促進され「通信や電力網に影響を与えるリスクが高まる」という懸念も出ている。

最新の太陽黒点観測データは、今後月単位で更新されていくとのこと。過去最高水準には及ばないそうだが、はたして太陽は、私たちの予想通りに動いてくれるだろうか……?

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