2024年、新素材「トリポーラス」のインナーTシャツとボクサーパンツも宇宙へ

ソニーグループ株式会社が生んだ稲のもみ殻を原料にした新素材“トリポーラス”を繊維に活用したインナーTシャツとボクサーパンツが2024年以降に国際宇宙ステーション（ISS）に搭載されることが決まった。

どちらのウェアも、繊維専門商社の「スタイレム瀧定大阪」と「ソニー」の協業で開発をつづけてきた衣類・生活用品シリーズ「Triporous：Space QOL Series」のひとつ。

どうやら同シリーズのリラクシングウェアは、すでに2022年から「JAXA（宇宙航空研究開発機構）」の「第2回宇宙生活／地上生活に共通する課題テーマ・解決策のアイデア募集」に応募し、ISSでの生活に用いられている実績があるらしい。

今回新たに搭載が決まったインナーTシャツとボクサーパンツは、「快適さ、心地よさ、清潔さ」をキーワードに開発されたプロダクト。

天然のナチュラル感を持つコットンと柔らかな風合いのレーヨン、フィット感を生み出すポリウレタンをインナーウェアに最適なバランスで組み合わせて快適性と着心地を実現した。そして、トリポーラス繊維による消臭・抗菌効果がウェアを清潔に保ち、繰り返し着用も可能にするとのことだ。

この宇宙へはばたく「Triporous：Space QOL Series」のインナーウェアは、一般販売の準備も進められているそうだ。

目指すステージが“宇宙”という究極の空間に向いたプロダクトの性能と快適さを、地上でも早く体感してみたい。