フルーツの殻で衣類が洗える。オランダ発エシカルな天然洗剤「Seepje」

ムクロジという木の実の外皮(殻)を乾かし水につけると、プクプク石鹸のように泡が立つ。この特性を利用した天然の洗濯用洗剤が、オランダやベルギーを中心にエシカル消費のひとつとして人気を集めているそうです。

この不思議な殻に目をつけたふたりのオランダ人青年。きっかけはネパールのライフスタイルを紹介するテレビ番組でした。

フルーツの殻で洗濯!?

南アジアの小国ネパールのライフスタイルを紹介する番組のなかで、木の実を使って川で洗濯する女性たちの姿をテレビで見たのは、Melvin LoggiesさんとJasper Gabriëlseさん。

「フルーツの殻で洗濯?」と、その映像に相当なカルチャーショックを受けたようです。

「Melvinとテレビを見てたら、ネパール人の女性がフルーツの実で洗濯をし始めたんだ。しかも、洋服だけじゃなく髪の毛や体まで洗ってるんだよ。ボクらは化学製品に囲まれた生活だっていうのに、彼女の国ではいまも自然の知恵を活かして生活している。もう、感動的だった」

Medium.com」のインタビューに、当時の様子をこう答えたJasperさん。すぐ行動へと移すことに。早速リサーチを開始すると、ムクロジという泡立ち成分のある実をオランダで販売するためにネパールのサプライヤーを探し出し、製品化に向け動き始めたのです。

天然の泡立ち成分を利用

中国南部からヒマラヤインド北部にかけて自生するムクロジ(無患子)。振るとカラカラと音を立てるこの木の実の外皮(殻)には、サポニンという泡立ちの物質が多量に含まれています。乾燥したムクロジの殻を水につけて振ると、たちまち泡が立つ。まるで石鹸のような性質からアメリカでは「soap nut tree」と呼ばれるほど。
ちなみに、ライチやランブータンもこのムクロジ科のフルーツ。

この泡立ち効果を利用してムクロジの生息する地域では、古くからこの殻を石鹸代わりに使ってきた歴史があります。そして、今日でも日常使いをしている地域がネパールにあったのです。

1回の洗濯に殻3〜4つ
しかも、繰り返し使える

ネパールから届いたムクロジの殻を、なんとそのまま袋詰めにしたのがこちら。小さなランドリーバッグに殻を3つ4つ、一緒に洗濯機に入れるだけでOKなんだとか。しかもこの殻、3回は繰り返し使えるというから驚きです。

では、実際どのくらい泡立つものなのか?
殻を4つ水の中に入れて、蓋をします。

上下にシャカシャカ振ってみる。

数秒でこのとおり。ちゃんとプクプク泡が立っているじゃありませんか!

「自由と幸せ」の香り?
殻から抽出した液体洗剤

こちらは、ムクロジの殻をすりつぶし、煮出した液体から抽出した液体洗剤。いったいどんな香りがするのか気になるところ。ホームページには、「新鮮な春の香り」「自由と幸せの香り」などなど。う〜ん、ますます気になる。

中身だけでなくパッケージにも環境への配慮を尽くし、すべてリサイクル可能な仕様に。

現在オランダ、ベルギー合わせ約300店舗で販売されている「Seepje」。過度に香料をつけたり化学成分を必要としない、環境に配慮した商品として注目される理由もわかりますね。

Reference:Medium.com
Licensed material used with permission by Seepje
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