本当にクリエイティブになりたければ、今すぐやめるべき「5つのコト」
本当にクリエイティブな人たちが、絶対にやっていない行動。そんな興味深い内容を、ライターNicolas Cole氏が「Inc.com」にまとめています。この記事を読む限り、「安心」や「満足」からは決して新しいものは生まれないと言えるかもしれません。
01.
「やり切った」という考え方
「締め切り」は、あるプロジェクトの区切りを意味します。しかし、本当にクリエイティブな人は、プロジェクトがそこで終わるとは考えません。
プロジェクトや作品は、締め切りの延長線上で、常に進行している作業。そう捉えることで、自分の能力を高める機会を確保します。
過去のものを見返せば、すべてのものには「改善の余地」があることに気がつくはず。それこそが、創造性が生まれるキッカケなのです。
02.
自分は「オリジナルな存在」
だと過信すること
クリエイティブであるということは、過去の優れた人たちからアイデアを受け取り、彼らの研究や失敗から学ぶことで、さらにそのアイデアを進化させるということ。しかし、クリエイティブになろうとしている人は、インスピレーションや外からの刺激のない暗い部屋の中で、必死に何かを生み出そうとしていることが多いです。
時にはそれが有効な場合もあるでしょう。が、他人の研究や仕事を利用するほうが、より効果的。おそらく、あなたが生み出そうとしているものは、他の誰かもすでに挑戦しているでしょう。あなたは、他人の優れたアイデアを学ぶことで、時間を削ることができるのです。
このようなことわざがあります。「素晴らしいアーティストはマネをし、偉大なアーティストは盗みます」。
03.
居心地のいい場所に
留まり続けること
クリエイティブであることは、快適ではない空間で多くの時間を費やし、必死に模索した結果。境界を壊し、他人が望んでいないところへ行き、未知なるものを受け入れるのです。
良いアイデアは机の前では浮かびません。それらは、実社会でこそ浮かんでくるものなのです。快適な空間から抜け出しましょう。
04.
周囲からの「やめておけ」
を受け入れること
あなたが自分の居心地の良い場所の外へ出て、未知なるものを受け入れようとする。そんな時、他人は「あなたは間違っている。外には何があるかわからない」などと言うでしょう。
クリエイティブであるためには、他の誰かが行う前に、あなた自身が進んで行わなければなりません。たとえ周りの人が「やめておけ」と言おうと、恐れずに前進しなければならないのです。
05.
自分に妥協すること
この項目が、今まで紹介した中で一番難しいかもしれません。
本当にクリエイティブになりたいならば、名声や金、 エゴなどは気にせず、すべてにおいてリスクを取ります。なぜなら、もっとも重要なものは、「あなたの目標」だから。
完璧に練られた事業計画で「優秀さ」が測れるわけではありませんし、自分の利害に関わる人たちから賞賛されるためにした行動で「創造性」が生まれるわけでもありません。自分でも気づかないうちに幾重にも重なった壁をぶち破ることで、身についているものなのです。
もしあなたが、自分に妥協してしまい、本心に歩み寄らなかった場合、本当の意味でのクリエイティブは生まないでしょう。
Licensed material used with permission by Nicolas Cole