車種に合わせてオーダーメイドできる、アウトドア専用「キッチン」

アウトドア料理は、限られた器材だけでいかに感性を働かせて作るかが勝負。もちろん、火おこしもそのうちの一つ。だから楽しい。というのは百も承知。

でも、ここまで機能的でオールインワンのキッチンを見せられては、屋外でも腕を振るいたい生粋の料理好きでなくたって、食指が動くっていうもの。

アウトドア料理を存分に
楽しむためのキッチン

現時点では、アメリカ国内向けのプロダクトでしかないのがちょっぴり残念。が、カリフォルニアのキャンプ用品メーカーScout Equipmentが開発した、このユニット型キッチン「Overland Kitchen」に思わずワクワクしてしまう人も少なからずいるはずだ。

コンセプトは、自宅にいるのと同じ使い勝手でアウトドア料理を楽しめるというもの。

オーダーメイドで
自分好みに仕上げる

アメリカのアウトドアシーンにどこまで浸透しているかは定かでないが、アルミフレーム構造のユニットはスライド式。ピックアップトラックからバン、RV車、SUV車まで幅広い車種に対応するセミオーダータイプ(フルーダーもあり)のキッチン。ここに登場するのは、フル装備した「オールインワン」タイプだ。

上の写真が車の荷台にちょうど収まった状態。小型冷蔵庫もバッチリ。その隣の引き出しを引いていくと……。

コンロ、シンク、調理台
導線もカンペキ!

ぐぐぐーっと延びて登場するのが、折りたたみ式シンクに調理台、ガスコンロが次々と登場してくる。車体後部の冷蔵庫から→シンク→調理台→コンロと、しっかり導線も考えられているのがニクい!

屋外とは思えないような手際の良さで、存分に腕をふるうことができそう。

車種に合わせてフレーム構築
安定感はお墨付き

それにしても、こんなにユニット本体から引き伸ばされて、バランスや強度は大丈夫なのかと心配にならないだろうか。けれど、メーカーの説明によると、主要なアウトドア車の製造元と製造番号ごとに適合するようベースプレートの設計がされるらしく、この点に関しては問題なし。ちなみに、重量は調理器具が空の状態で45キロほど。

もちろん、スケールもサイズ感もアメリカン。いくら4WDユーザーとはいえ、このユニットだけをを積んでキャンプに出るわけにもいかない。が、友だちと車2台で荷物を分散するなら話は別だし、アウトドア飯をめいっぱいエンジョイしたい!だって十分な動機だ。ちょうど写真のカップルのように。

前述の通りオーダーメイドのOverland Kitchen、価格の上限は不明だが、米メディアの情報を見るに、本体価格は5,500ドル(約57万円)くらい。

もしも、ここまでの装備があるとしたら、あなたのアウトドアライフは変わる?変わらない?


Licensed material used with permission by Scout Equipment Co.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。