初代iPodがオークションで200万円って本当!?
野球カード、スターウォーズグッズ、超合金。この3つの共通点は、超がつくほどのコレクターが世界中にいることですが、ここにiPodが加わるかもしれません。実は今、販売中止になったモデルがeBayなどのオークションサイトで高く取引されているんです。
未使用なら200万円で取引
iPodと言えば「音楽を外へ持ち出す」というコンセプトで作られた携帯型デジタル音楽プレーヤー。アップル製品情報サイト「iをありがとう」によれば第一世代は2001年に発売され、価格は4万7,800円。操作はすべて“ホイール”と呼ばれる円形のインターフェイスで行う斬新なデザインも話題となりました。
eBayをチェックしてみると、新品未使用のiPod mini第一世代は約25万円、未使用のshuffle第三世代は約10万円。2016年7月初旬時点で一番人気があるのは、未使用で白のclassic第一世代で、その価格はなんと約200万円!
高値がつくのはジョブズのおかげ?
実はアップル製品がオークションで高値取引されるのは初めてではありません。
「Business Insider」によると、2014年9月に製造中止になったiPod classicはその当時から中古品が元値の約4倍という値段で、3,000台以上が販売されていたのだとか。
理由は、部品が手に入らなくなり、新しいデザインでも製造はむずかしいとティム・クック最高経営責任者が発表したことと、その記憶容量。最新のiPhone6でも記憶容量が128GBなのに対し、160GBモデルは最大4万曲保存が可能なのです。
でも今なぜこんな高値が?「The Gardian」が出品者の1人、Hermie Brietoさんに話を聞いています。
「アップル製品は多くの人から支持されている。集める価値があると思わせているのは、スティーブ・ジョブズとアップルの歴史じゃないかな」
ちなみにジョブズ関係のアイテムをオークションで検索してみたところ、1ドル札にサインされたものは約18万円、ジョブズと創業者の1人、ウォズニアックの写真に2人のサインがあるものは約27万円という価格に。
亡くなってからも映画が公開されたり、経営していた会社のプロダクトが高値をつけたりと、伝説の人物がもたらす影響力はとても大きいものですね。