民間人が宇宙に行けるチャンス?宇宙企業「Blue Origin」がオークションを開催

民間の宇宙開発企業といえば、かのイーロン・マスク氏がCEOを務める「スペースX」が有名。

しかし、「Amazon.com」の創業者であるジェフ・ベゾス氏「Blue Origin(ブルーオリジン)」という航空宇宙企業を設立していたのをご存知だろうか。

そんな、世界に名を馳せるビリオネアが興した「Blue Origin」から、先日、重大な発表が......。

© 2007 - 2021 BLUE ORIGIN, ALL RIGHTS RESERVED.

2006年から有人宇宙船「New Shepard(ニューシェパード)」の開発に着手していた同社が、今年7月20日、ついに有人飛行を実施するとのこと。

そして、6人乗りの宇宙船の1枠を“民間人”に解放し、搭乗の権利をオークションにかけるというのだ。

日本を含む全世界からの参加が可能で、対象となる人は「anyone」──つまり、そのチャンスは誰にでも与えられているのだ!

© Blue Origin/YouTube

オークションは公式サイトでおこなわれ、応募フローは以下の通り。

1. 2021年5月5日〜19日:封印入札方式をオンラインで実施(希望の入札価格を設定。この時点では相互の提示価格は見られない)

2. 5月19日:最高提示価格をオンラインで公開(継続するには、提示された価格以上を入札)

3. 6月12日:オークション生中継、決定

このオークションでの売上金は、同社が立ち上げた非営利教育団体「Club for the Future」に寄付され、これからの未来ある若者へのSTEM教育宇宙開発を進めるために使われる。

© 2007 - 2021 BLUE ORIGIN, ALL RIGHTS RESERVED.

ちなみに「New Shepard」とは、宇宙飛行に成功した最初のアメリカ人であるAlan Shepard(アラン・シェパード)氏にちなんでつけられた名称。

なお、これまで15回の飛行テストが繰り返されてきたが、有人飛行は今回が初。フライトは数十分で、約10分間は無重力空間を体験できるため、その間は船内浮遊も!

アラン・シェパード氏の有人飛行の成功から60年が経ち、その間に600人余りの宇宙飛行士が地球と宇宙を結ぶ「カーマン・ライン」を渡ってきた。

「Blue Origin」の民間人オークションを始めとして、これからは“一般人”にもその景色を見られるチャンスが......!

詳しく知りたい人はコチラをチェック!

『Blue Origin』
【公式サイト】https://www.blueorigin.com/

 

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。