今なお、あなたを鼓舞してくれるスティーブ・ジョブズの言葉7選
スティーブ・ジョブズがこの世を去ってから早5年。あなたには、この5年でどのような変化があったでしょうか?
人の一生は、一日一日の積み重ねです。成功という高みを目指して歩みたいあなたのために、ビジネス系人気サイト「Inc.」のライターJeff Haden氏が紹介する「毎日でも読みたいスティーブ・ジョブズの名言」をお届けします。
01.
イノベーションを起こした者だけが、フォロワーからリーダーになれる。
普通の人は、いいアイデアが思いついたとしても、行動に移さない。いろいろな理由から躊躇してしまうのだ。ひょっとしたら無意識のうちに、やらない理由を見つけようとしているのかもしれない。
でも考えてみてほしい。もしあのときの思いつきが、実現していたら?起業のアイデアとまではいかず、転職先とか始めようと思っていたバイトだっていい。きっと今とは違った人生が待っていただろう。
行動がなければ、アイデアは無意味だ。確かにうまくいかない可能性もある。でも、それはチャレンジしない理由にはならない。遥かなゴールに辿り着いた全ての人は、必ず最初に一歩を踏み出しているのだから。
02.
成功する起業家と成功しない起業家の違いの半分は「忍耐力」だ。
誰もが遥かな高みを目指して山を登る。だが多くの人は途中で気づいてしまう…周りに誰もいないことに。そして不安になるのだ。自分はいったいここで、何をしているのだろうか、と。
これが頂点を極めた者が孤独な理由だ。そして、山の頂にこそ美しい花がある理由でもある。
たくさんの人がいるところにあるチャンスは、すでに摘まれてしまっている。誰もいない道を忍耐強く登り続けた者だけが、成功の花を手にすることができるのだ。
03.
私のビジネスモデルは、ビートルズだ。4人でお互いの弱点を補い合っていた。バランスが取れていて、4人以上の力を発揮できていた。ビジネスというのはそういうものだ。偉大なことは、ひとりではできない。チームによってのみ成し得ることができる。
部下がワガママで手がつけられないと思うことがあるかもしれない。顧客がモンスターに見えることもあるかもしれない。同僚はみんな、自分の出世のことしか考えていないと感じることがあるかもしれない。
でもそれは、周りの人が悪いわけじゃない。悪いのは自分だ。そういう人たちを身の回りに置いたまま、何もしなかった自分自身だ。
一緒に働きたい部下はどんな部下だろう。喜んで役に立ちたいと思える顧客はどんな顧客だろう。尊敬できる同僚はどんな同僚だろう。彼らをどうやったら惹きつけられるか、考えて実行すればいい。
04.
人生の中で私が一番好きなもの。それはお金のかからない、誰もが持っている、最も貴重なものだ。そう、時間だよ。
締切は確かに必要かもしれない。でも正しく使われていないことが多すぎる。人は2週間の締切を与えられると、ぴったり2週間で終わるように調整してしまう。例えもっと早く終えることができたとしても、だ。
締切のことはもう忘れよう。全力で、最速で、目の前の物事に当たろう。そして最高の結果を出そう。
余った時間は、他の仕事を素晴らしいものにするために使えばいい。時間に意志を支配されてはならない。意志で時間を支配するのだ。
05.
イノベーションには失敗がつきものだ。大切なのは、そのことをすぐに認めて、他のイノベーションを成功させるために全力を尽くすこと。
おもちゃを壊した子供が、そのことを親に言うとする。きっとこう言うはずだ。「おもちゃが壊れちゃった」。でもそれは間違っている。おもちゃが自然に壊れてしまったわけではない。正しくはこう言うべきだ。「僕がおもちゃを壊したんだ」。
多くの人は、同じ過ちを犯してしまう。景気が悪かったから。市場が成熟していなかったから。失敗した理由を外側に求めてしまう。
でも本当に成功する人は違う。なぜ失敗したのか、その理由を自らの内側に見つけることにためらいがない。だからこそすぐに改善し、最後は成功することができるのだ。
06.
お金を儲けるためにアップルに戻ったんじゃない。いろいろな幸運に恵まれて、お金ならすでにたくさん持っていた。当時、約100万ドルの資産があったのだから。
でも、そのお金に人生を台無しにされないようにしようと決めた。
どうせ使い切れないし、それにどれだけお金を稼いでいたって、知性の証明にはならないからね。
こんな研究結果がある。年収が75,000ドル(約630万円)を超えると、人生を幸せに感じるかどうかとお金の間には関連性がなくなる。また、モノの購入と幸せには負の相関がある、という研究結果もある。言い換えれば、モノを買えば買うほど幸せではなくなっていく、ということだ。
何かを買っても、時間が経てば新しい何かが欲しくなる。モノによって得られる幸せは長続きしないからだ。
幸せになりたいのなら、モノを求めてはいけない。求めるべきなのは、素晴らしい経験だ。
07.
仕事は人生の中で、大きな割合を占めている。人生に満足できるかは、満足いく仕事ができるかどうかにかかっている。満足いく仕事をする方法はひとつしかない。
それは、好きで仕方がないことをすること。もしまだ見つかっていないのなら、探し続けよう。諦めちゃダメだ。いつか見つかる。その時が来たら、心が教えてくれるから。
「いったい何がしたいのか自分でもわからない」。それでも全然構わない。なんとなく興味が持てることをしよう。とりあえずお金になりそうなことをしよう。そして、その仕事に全力を尽くそう。
全力で取り組んでいれば、スキルが自然と身についてくる。それは小さな成長かもしれないが、仕事に取り組むモチベーションになるだろう。やればやるほど、スキルは上がる。そして気がつけば、誰も真似できない高度な専門性が身についているだろう。
そしていつしか気付く。好きなことを仕事にしたのではなく、仕事を好きになるまで育て上げたのだということに。