シンプルだけど、すっと前向きになれる6つの言葉
中国の思想家、「孔子」の教えが世界中で共感を生んでいるのは、そのポジティブ、謙虚、そして誠実な姿勢が、その言葉に表れているからかもしれません。
米メディア「Collective Evolution」にて、ライターのArjun Waliaさんが自分の解釈を添えて、孔子の6つの名言を紹介しています。今日も頑張れるきっかけを孔子の言葉から受け取ってみては?
01.
「我々の一番の栄光は、失敗しないことにあるのではなく、失敗するたびに立ち上がる力にある」
「失敗」とは、我々が成長するための踏み台でしかないと信じている。なぜなら、人生はものの見方次第でいくらでも変わるものだから。最初は「失敗かも」と思っても、その失敗が今後の成長へとつながるならば、それはとても意味のあること。
02.
「自分が望まないことを、他人に押しつけてはいけない」
言葉にすると当たり前のように感じるかもしれませんが、自分の欲求が先に来てしまって周りのことが見えなくなると、ふと見失いがちなこと。
03.
「何事も、楽しんでやりなさい」
「やりたくないことに対して『ノー』と断れなくなることは、周りの言いなりになるきっかけ。自分の『~がしたい』ではなく、周りの『~をすべき』に従ってしまった瞬間から、私たちは自らの人生の著者ではなくなってしまう。自分の力を有効活用するのではなく、自分の力が世界に利用されてしまうのです」(ケリー・フラナガン)
フラナガン博士の言葉は、孔子の教えに強く結びついている。とくに社会は「~すべき」ことを押し付けてくるから、私たちは「いい教育を受け、いい職を手に入れることが正解」と、半ば洗脳されている。そのため、あまり向いてない仕事のために毎朝早起きをする羽目になってしまうのかもしれない。だけどこれも考え方ひとつで、自分にとって実のある経験に変えていけるでしょう。
私自身も自分に合わない仕事をいくつかしてきたけど、「何を学べるか」を一番に考えてきました。そうするだけで、仕事への思い入れがびっくりするくらい変わるの。そして、どんなときも、自分の「~したい」という気持ちに従ってきました。自分がしたいことに全身全霊を捧げると、そのスキルを磨いている過程すら楽しいの。
04.
「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、理解できる」
どんな知識も、「肌」で覚えることが大事。何事も自分で経験してみないとわからないものです。周りが犯した間違えよりも、自ら間違えたほうが成長できるのは、こういう理由があるから。つまり、自分が学ぼうとさえすれば、なんだって学べるのです。そう思うと、可能性は無限大だと思いませんか?
05.
「美はどこにでも存在する。だが、皆がそれを見えるわけではない」
私が「美しい」と感じるものと、あなたが「美しい」と感じるものは少しだけ、もしくは大きく違うかもしれない。世界には、まだまだ発見されていないたくさんの「美」が隠されているでしょう。もちろん、すでに世の中に存在する「美」から倣う必要もあると思うのです。
06.
「知らざるを知らずとなす これ知るなり」
ソクラテスの「無知の知」という言葉が存在するように、これは様々な思想家の口から言い伝えられてきた思想。私たちはまだまだ知らないことがたくさんあり、その限りなさを知ってこそ好奇心が生まれ、さらに知らないことを深堀りすることができます。
まずは、あなたの知識が本当に正しいかを疑ってかかること。まだまだ知らないことがたくさんあるからこそ、人生は楽しいのです。