「なりたいと思う人に、なりましょう」──。哲学者・ソクラテスが残した言葉

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

ソクラテスが薬殺刑により亡くなった日

「神こそが唯一の知者であり、人間は無知、不知である自覚をもつべきである」──。

現代も語り継がれる「無知の知/不知の自覚」という概念をこの世に誕生させた、“哲学の祖”として知られる古代ギリシャの哲学者・ソクラテス。

対話(≒ディベート)を通じて、いかに自身が無知であるかを気づかせる「問答法」で政治家や有識者などの自他ともに認める知識人たちに挑んだソクラテスは、それを疎ましく感じたときの権力者によって「世を乱した」との罪に問われて逮捕され、毒を使用しての死刑を宣告されます。

2422年前(紀元前399年)の今日4月27日、毒杯をあおる間際に「悪法も法なり」との台詞を残してこの世を去ったという哲学の父は、ほかにもさまざまな言葉を後世に残しています。

迷ったとき、悩んだとき、少しだけ背中を押してほしいとき、2000年以上のときを経て、無頼の哲学者の言葉があなたを支えてくれるかもしれません。

人を妬むことは、魂を腐敗させることである

逃げない者が勇者なのではない。立ち向かう者こそが勇者なのである

生きるために食べよ。決して食べるために生きるな

人からされて嫌なことを、人にしてはいけない

人生は馬に例えられる。意志をもって乗るか、連れていかれるかだ

吟味しない人生は、生きるに値しない

あなたが心から望む人になりましょう

Top image: © iStock.com/araelf
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