「いつも正気な人ほど、正気ではない」。哲学者アラン・ワッツの15の言葉
一生懸命仕事をして、お金を稼いで、生活するだけでいっぱいいっぱい。そんな時、ふと「自分の人生はこれでいいのだろうか」と思うことはありませんか?
好きなことをたくさんして生きていきたい。だけど、気に入っていないことだってやらないと生きていけない。
イギリスの哲学者アラン・ワッツはこう説きます。
「社会が作ったルールに縛られて、自分の思う人生を生きられない人が多い」
と。小さい頃から当たり前だと思っていた「生き方」を続けることは、自分らしく生きることとイコールではないのかもしれません。彼の、「今を全力で生きろ」というメッセージは、嫌いなことでも我慢しなければいけない、と思い込んでいる私たちの心を軽くしてくれます。
01.
もっとも正気でない人間とは、いつなんどきでも正気である人間のことだ。
02.
あるものが恒久になるということは、そのものが生命を持たなくなるということだ。
03.
泥水を綺麗にするなら、放っておくことが一番だ。
04.
宇宙はあなたという風穴を通して世界を見て、自分自身のことを調べているのである。
05.
心配の量によって、これから起こることが変わるわけではない。
06.
人生の意味とは、ただ生きるということである。
とても簡単で、とても明瞭で、とてもシンプルなことであるが、誰しもその人であるということ以上のことを成し遂げなければならないかのような錯覚に急き立てられているのだ。
07.
本当の自分自身に近づくためには「こうでなければならない」と思う自分の像を取り去らなければならない。
08.
物事の変化を実感するための唯一の方法は、そのものに飛び込んで、ダンスに加わることだ。
09.
人生は解決すべき問題ではない。するべき体験なのだ。
10.
今以外のものは、存在せず、存在したこともなく、存在するようになることもない。
11.
人生の秘密の大半というのは、笑い方を知ることと、呼吸の仕方を知ることでできている。
12.
山の頂上で見つけられる「禅」とは、あなたが頂上まで持って行った「禅」だけだ。
13.
自分自身とは、はるか遠くに輝く大きな星だ。時間をかけて望遠鏡で探して、ようやく見つけられるものなのだ。
14.
惨めに長い人生を過ごすよりも、好きなことをたくさんした短い人生のほうが良い。
15.
あなたは、この世界に入ってきたのではない。あなたは、海から波が出るように、この世界から出てきたのだ。あなたは、よそ者ではないのである。