「Microsoft HoloLens」がついに日本上陸。年内にプレオーダーを開始。
2015年1月に行われた、米Microsoftのプレス向けイベント。「HoloLens」は、この場で披露され大きな反響を呼んだHMD(ヘッドマウントディスプレイ)だ。
それから約2年が経過しようという2016年11月1日。ついに、同ガジェットが日本に上陸することが明らかに。開発者および法人向けへの提供となり、年内にはプレオーダーを開始する予定となっている。
とにかく、動画を要チェック
この「HoloLens」を使うとどういったことが可能なのか。これから説明していくが、可能であればぜひとも上の動画をチェックしてほしい。文字だけで読むよりも、映像として見てもらったほうが、驚きの未来がやってくることが直感的に理解してもらえるはずだから。
昨今では、ARやVRといったワードは広く知れ渡っていると言っていい。しかし、「HoloLens」が目指しているのは、それらよりも進んだ概念「MR(Mixed Reality:複合現実)」の実現だ。ここに、従来とは異なる新たな面白みがある。
もう少し噛み砕いて説明すると、MRとは、上の写真のように現実と3Dホログラムの世界とを融合させたもの。VR体験時に装着するようなものと違って、HMDが半透明。これまでのように完全に視界を奪われてVRの世界に没入するのではなく、うまく現実とのバランスを保ち、融合させるというわけ。
「世界の見え方を変えれば、
目の前の世界は変わる」
仕事を視覚化することで働き方自体が変わる。たとえば、設計士などは顕著だろう。
ちょっとしたトラブル発生時の対処も簡単に。
ゲームプレイ時には、かつてない興奮を味わえそう。
「世界の見え方を変えれば、目の前の世界は変わる」
同社がそんなテーマを掲げて、日本に送り込む「HoloLens」。詳細は随時発表予定だそうだが、アメリカでの販売価格は、開発者向けキットが3,000ドル(約31万円)で法人向けキットが5,000ドル(約51万6,000円)となっている。