未来のSEXは「距離・相手・容姿」に囚われなくなる。

アダルトサービスがテクノロジーによってどう変わるのか。VRやセックストイの進化を見ると、どんな未来が待っているのかがある程度イメージできます。

主には、バーチャルリアリティの世界で、誰かと現実に性交渉しているのと変わらない感覚を体験する、もしくは共有し合うーー。「Future Sex」にはそういった予想がいくつか。

セックスはこうなる!

これは、性体験をより安全で楽しくするための調査を元に作成された2045年までの予想です。その頃までには、10人に1人がヒト型ロボットとの擬似セックスを経験するようになるとか。ただ、そこに至るまでの経過を見ても、ビックリするようなことがたくさんあります。

まずは、VRと触覚センサーによって没入感のある疑似体験が可能に。つまり遠距離でもパートナーと疑似的に愛し合えるようになるわけです。その延長線上で、2022年にもなれば、初デートはモーションキャプチャーを使って仮想空間で行われるようになると言われています。

さらに2年間、時間を進めてみましょう。もうちょっと大きな違いが現れてきます。

2024年、
容姿は気にしなくていい。

遠隔でパートナーと擬似的に触れ合えるようになるということは、ネットがあれば世界の誰とでも疑似セックスが可能になるということ。そう考えれば、出会い系サイトでの体験も変わりそうです。知り合った相手とそのまま行為に至るなんてことが十分ありえるわけです。

その際に、バーチャルのクオリティが上がるとどうなるでしょうか。より写実的なアバターが制作できる様になれば、誰もが美男美女になれる時代がやってきます。つまり、生身の体に感じているコンプレックスや、プライバシーを考える必要がなくなるのです。それに、実際に触れるのはトイ。性に対する認識が、より開放的になるかもしれません。

距離や相手、
容姿に囚われない。

この頃には、現実に不可能な体験まで再現できるようになるとも。具体例はわかりませんが、視覚的な制約はVRによって概ねクリアできるのでしょう。

2025年になるとハイクオリティなトイもずっと身近な存在に。3Dプリンターでつくった恋人のボディパーツにタッチフィードバック機能をつけるようになるそうです。そうしたら離れ離れになっても恋しくなくなるの?なんて疑問は浮かびますが、それくらい気軽なものになる可能性があるんですって。

さらに、2027年には脳と脳を繋ぐインターフェースを使い、相手を直接刺激して絶頂を迎えさせるという話も。もう想像が及ばない領域ですね。そうして2028年には、若者の4人にひとりが“疑似セックス”を経験し、2033年には著名人やアダルト業界のアイドルが、自分の体を基にしてデザインしたロボットを発売するようになるのだとか。

Bondara report」には、「2050年には、ロボット相手とするほうが一般的になるのでは」という未来予想もありました。研究者のピアソン博士は、生身の相手との関係がなくなることはないと見解を述べていますが、2015年頃には、体内にウイルスを放ち、細胞に働きかけ、愛撫されている感覚を誘発させるナノロボットや、電気信号で脳内の神経を活発化させるなんていうアイデアの存在を紹介した「The Wall Street Journal」の記事もあり、個人で快楽を得るための方法はますます増えていきそうです。

今後20年で、性的な体験への認識はガラッと変わってしまうかもしれませんね。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。