2050年までに「ロボットとのセックス」が人間相手のセックスより多くなる!?

「VR元年」とも言われる2016年。そこには「Oculus Rift」や「PlayStation VR」の存在が大きく影響していますが、こういった新しいテクノロジーがブレイクスルーする時に欠かせないのが「エロ」のちから。

初の“オトナ”向けイベントとして話題を呼んだ「アダルトVRフェスタ」も、人が集まりすぎて中止になったことは記憶に新しいはず。

そんな未来技術を使ったセックス産業に関して、イギリスの未来学者、イアン・ピアソン博士の見解がとても面白かったので紹介します。

「2030年までにはほとんどの人が
バーチャルセックスを体験する」

Breitbart」のインタビューによれば、ピアソン博士曰く

「2030年までには、VRコンタクレンズが一般的になるでしょう。大掛かりなヘッドセットではなく、網膜上に直接、高解像度のグラフィックを映し出すことができるのです。(中略)

また、神経との相互リンクも2030年あたりの実現を期待しています。例えばあなたが最高のセックスを経験した場合、その感覚を記録し、肌感覚なども含めて再生できるようになるのです」

なんだか簡単にはピンときませんが、例えば遠距離恋愛をしているカップルを想像してみてください。まるで一緒に過ごした時間と同じような「バーチャルセックス」が、遠方でも実現できるということを示唆しているのではないでしょうか。

またパートナーが「最高!」と感じたセックスを共有することで、ある種の「テクニック向上」につながり、より満足させられる可能性さえあるのだとか。

「2050年にはロボットとのセックスが
対人間とのセックスを上回る」

さらに、ピアソン博士はこう語ります。

「人々はすでにセックスドールを使い始めていますし、音声認識も行うことができます」

「人工知能が発達して人間のレベルに近づけば近づくほど、感情的にものになるでしょう。ロボットの外観はカスタマイズ可能なので、自分の好みの異性と一致させることだって可能です。多くの場合、セックスへと発展していくでしょう」

Bondara report」によれば「2050年には、ロボットとのセックスのほうが一般的になるのでは」という未来予想も。

「それでも人間とのセックスを
求め続けるだろう」

しかし、見解はさらに一歩先へ進んでいきます。

博士によれば、恋人がいるにもかかわらずカジュアルなセックス関係を求める人は今でもいるし、バイブレーターを使う女性だっている。将来的にはそれと同じような関係で「ロボットとのセックス」が位置付けられるのではないか、という趣旨のコメントも。

それはまるで「ポルノ」を見るような感覚なのかもしれません。

「ときには感情的なものに発展するかもしれないが、あくまでも性欲を和らげるものとして、機械的な行為として扱うことができるのではないか。つまり愛とセックスがさらに別々の存在になるだろう」と。

これらを踏まえた上で、博士はこうまとめています。「セックスの対象がロボットだけになるとは思っていないし、人々はこれからも人間とのセックスを好むだろう」。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。