結局、ベストなセックスの頻度って?

いつまでもラブラブなカップルって、どれくらいの頻度でセックスしているんだろう?

頻度が減っていることが別れの予兆にもなるだけに、この行為がふたりの親密度を暗示するのはたしか。でも「Elite Daily」のSydnee Lyonsさん曰く、頻度と同じくらい、セックスをする“理由”を気にしたほうがいいそう。

遊びたい時期ってきっと誰にでもあるし、私も経験してきた。長く付き合った人もいるし、ただの友達からセフレになった人も。

面白いことに、どんな人とでも、セックスライフのアップダウンって訪れるのよね。例えば、同棲してからのセックスの頻度って、そもそもどれくらいが健康的なの?ぶっちゃけ、お互いに飽き飽きするのも無理ないでしょう?

健康的で幸せな関係なら、飽きなんてこない。同棲=毎晩セックスと思っている人は、セックス・アンド・ザ・シティを見たことがないに決まってる!

映画版では、私の大好きなNY在住4人組が自身のセックスの頻度を語るシーンがある。その時に、ミランダが旦那のスティーブと最後に寝たのが、なんと半年前だって発覚するの。

ミランダは、「フルタイムで働いているし、子どもの面倒も見なきゃいけないし、義母としての役割も務めなきゃいけないから……」なんて言い訳をするけど、納得がいかないサマンサとキャリー。「カップルごとにちがうのよ」という一言で、唯一ミランダの肩を持つのがシャーロット。

結婚と家族セラピーを専門とする療法心理学者であり、失恋を乗り換える手助けをするプログラム、MovingOnの創始者であるCarolina Castaños医師も、「カップルごとにちがう」という点には納得しているみたい。

結局のところ
SEX=質>頻度?
SEX=質<頻度?

Castaños医師曰く、セックスライフは頻度よりも質だそう。

「毎晩セックスをしていても心の溝が埋められないカップルもいますし、週1だけど、思いを深く重ね合うセックスをしているカップルもいます。

いいセックスとはつまり、親密で安定した関係の象徴なのです」

では、なぜミランダの状況はそこまで致命的に捉えられてしまったのでしょう?

単にセックスにかなりの重きが置かれている話だから、というわけでもなく、セックスをする頻度だって、何かしらの指標にはなるみたい。

「セックスは、毎日ある程度飲まなければならない、水のような存在ではありません。カップルのつながりを、引き立てる役割なのです」

つまりは、栄養サプリメント。

毎日必ず摂る必要はないものの、ある程度の頻度で摂取しておくのが健康においてはベストでしょう。

足りていないサインとは?

ミランダに対するキャリーとサマンサの反応には、少し違和感を感じてた。そもそも、当事者じゃない人が、セックスの頻度に口出しするべきじゃないと思うの。

Castaños医師は私の意見に納得しつつ、 こう伝えている。

「それでも、一ヶ月以上セックスしていないのは、関係に何かしら問題が潜んでいる可能性もあります」

たしかにミランダとスティーブの場合も、そうだった。(このときは、彼が浮気をしていて、最終的にはカップルセラピーを受けて、問題の根源を探り、仲直りセックスをしていたけど)

あなたと彼が、前ほど頻繁にセックスをしていないのは、ひょっとしたらコミュニケーション不足のせいかも。

不満を抱えていたり、言いたいことを遠慮してない?先生曰く、このような理由でセックスを避けている場合、イライラしやすくなったり、相手を避けてしまったり、薬物を乱用してしまったり…こんな症状もあるみたい。

セックスを“しすぎる問題”
ってあるの?

これも、100%ある。どちらかと言えば、"しすぎ"ではなく、誤った目的でセックスをしちゃっている、といったほうが正しいかも。

「もしかしたら、虚無感をセックスで埋めようとしているのかもしれません。オーガズムをすると、オキシトシンが分泌されます。

オキシトシンはストレスホルモンのコルチゾールの量を減らしてくれるので、気持ちがポジティブになるんです。すると、体がどんどんそれを欲し始めます。言ってしまえば、薬物のようですね」。

親密度を深めるためではなく、ふたりの関係で気になる点から気を散らすためにセックスをしていると、気づかないうちにしすぎているなんてことも。

どこかしらで物足りなさを感じているから(おそらく感情面で)、セックスを通して無理につながりを見出そうとしている、とCastaños医師。

そして何よりも、頻度は満足度の指標ではないことを彼女は明確に指摘している。

サマンサのようにセックスをしまくるのもいいかもしれないけれど、恋愛の不満を埋めるためなら、ほどほどにね。

Licensed material used with permission by Elite Daily
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。