セックスと「緑茶」の蜜月な関係
大人のスロウ・ラブには、お茶が効く——。
もっと熱く、もっと気持ちよく、もっと幸せになるために。お酒の代わりに、ちょっと特別なお茶を恋の火付け役に選んでみませんか?
ときめく関係をゆっくりと熟成させる、大人の恋のためのお茶をご紹介。私たちにとって、身近な「緑茶」に、まさかそんな意外なパワーが!?
緑茶が“性欲”を高めてくれる!?
燃えたぎるようなナイトライフは、一杯の熱いGREEN TEA(緑茶)からはじまる━━。
アメリカの医療機関のサイトを目にすると、これに近い表現が多方でなされていることに気づきます。「リビドーを高める食品」のなかには、牡蠣やダークチョコレート、赤ワインと並び、セックス・ドライブをサポートする飲料として「緑茶」が注目されているのです。試しに「greentea sex」でググってみてください。
緑茶とセックス・ドライブの関係なんて聞くと、子どもの頃から緑茶を飲み慣れている私たちからすれば「あの緑茶が?」と、首をかしげたくなるでしょう。
でも、両者には少なからず蜜月な関係があるようです。
セックスに必要なのはリラックス
生葉の加工を最小限にとどめてつくる緑茶は、自然界に近い味わいをもち、数々の薬効成分が含まれていることから、健康にもいいということは世界が認めるところ。けれど、アメリカ人はさらに緑茶に思いがけない効果を期待しているようです。
たとえば、「L-テアニン」。お茶の旨味成分に寄与するアミノ酸であるL-テアニンには、交感神経抑制を介したリラックス効果が報告されていますが、平野久美子さん著『ラブティー 恋に効くお茶』(新潮社)によると、緑茶を飲むことで心身がリラックスするだけでなく、勃起力が回復したり、リビドーが増幅したといった報告もあるんだそう。
L-テアニンが行き渡り脳内化学物質を増やし、ドーパミン濃度が上がればそのぶん、性衝動も高まるという解釈をするアメリカの科学財団もあるという話。血糖値の抑制や抗ウイルスとしての効果を期待するだけでなく、緑茶のもつパワーをもっと広義に解釈し、人間の本能(つまりはリビドー)を動かすエネルギー源としてとらえるとは……うーん、日本人には想像もつかない。
たとえそれが都市伝説のようなものだったとしても、緑茶の効能に男女の根源的な欲望を期待し、QOLを高めようというアメリカ人の価値観が伝わってきますよね。
究極の性器が脳だとすれば、セックスにリラックスは絶対条件。そこに緑茶が寄与し、緑茶をセックスのトリガーとして活用している人たちがいる。どうです? 親密な夜の始まりに、まずは熱い緑茶を一杯。それから体を重ねてみては?