性感UPも体臭ケアも。「よもぎ茶」でセルフメンテナンス
大人のスロウ・ラブには、お茶が効く——。
もっと熱く、もっと気持ちよく、もっと幸せになるために。お酒の代わりに、ちょっと特別なお茶を恋の火付け役に選んでみませんか?
ときめく関係をゆっくりと熟成させる、大人の恋のためのお茶をご紹介。健康茶として知られる「ヨモギ茶」ですが、夜のティーにもいいみたい!
あくなき性欲の男のデイリーケア
『水滸伝』のスピンオフ作品として知られる明代の長編小説『金瓶梅』。そこに登場する無頼漢・西門慶は、ありとあらゆる手段で金欲と色欲をほしいままにする人物像で描かれています。
彼は、両袖に口臭予防の「香茶餅児(おもにジャスミン、キンモクセイ、ビンロウ、茶葉を混ぜ合わせた)」と淫具をしのばせ、夜な夜な美女たちの元へと通ったんだとか。
西門慶のあくなき性欲の背景には、もしかしたら女性たちを喜ばせるための努力があったのかもしれません。
というのも、愛情を表現するためには日頃から自分の身体のメンテナンスは欠かせませんから。精力増進や催淫効果ばかりを目的とする健康食品や薬に手を出すよりも、お茶でできる自助努力があります。
老廃物&臭いをOFFして、性感UP
ヨモギ茶
西門慶が飲んでいたかどうかはわかりませんが、デトックス効果が高く体内から老廃物を排出してくれるヨモギ茶は、口臭や体臭も抑えてくれるんだとか。
『ラブティー 恋に効くお茶』(新潮社)のなかで、著者の平野久美子さんは、ヨモギのデトックス効果と性感UPの関係性に触れています。
生命力の強いヨモギは、草餅や沖縄料理などで知られるところ。ビタミン群や鉄分が豊富で、体内のインターフェロモンを増やしてくれる物質も含有しています。
冷え性や肩こり、肌荒れ、生理痛など、女性特有の不調に効くとされる「ヨモギ蒸し」は、お隣韓国発祥の民間療法ですが、韓国では蒸気を使ってヨモギの薬効を膣から直接取り入れ子宮を温める、なんて養生法もあるくらいですから。
いずれにしても、女性の場合は心身が充実していないと恋に積極的になれませんし、満足度も上がりません。男性にしても“臭い”のケアはエチケット。念には念を入れて。
ティーバッグ入りのヨモギ茶もたくさん出回っていますから、お湯を注いで2〜3分蒸らして飲んだり、冷やして飲んでも風味があっておいしくいただけます。お好みでハチミツやレモンを加えてもいいですよ。