嘘つきの特徴。「人は10分間に3回、嘘をつく」

「人は10分間に3回嘘をつく」と聞いて、ドキッとしたんです。そんなに頻繁だなんて信じたくないけれど、社交辞令が多いこの社会のなかで「嘘」を奪われたら、円滑なコミュニケーションは成り立たないかもしれません。皮肉にも、優しい嘘に助けられることもあるのですから。

SciShow」が動画で紹介しているのは、そんな「嘘つき」に特徴的な行動。あなたも、バレないように気をつけてくださいね。

人は、生後6ヶ月から嘘をつき始める。

生後6ヶ月で、まだ言葉を話すことができなくても「嘘泣き」という方法で親の興味を引きつけようとします。生きていくための潜在意識とも言えますが、誰が教えたわけでもなく、すでに状況を理解し、欲しいものを欲しいときに得るためにはどうしたらいいのかを考え、実践しているのです。

その証拠に、嘘泣きしている間、泣き声を聞いた親の反応を確かめるように、しっかり観察していますよね?

人間にとって「嘘をつく」ことは、あまりにも身に染み付いてしまっている行為なのです。

01.
「信じてくれる?」と
聞いてくる

これは、最も分かりやすい常套句。「正直に話そう」とか…。

元アメリカ合衆国大統領、リチャード・ニクソンの得意文句「率直に申し上げて」も同様だと言えるかもしれません。

02.
なぜか、突然
よそよそしい言葉を使う

人は、怪しまれたくないときほど、対象と自分との距離が遠いようにアピールします。たとえば「あの人は〜」って言っていたのに、急に「あの方は〜」と切り替えるように。

今までの会話の流れから、急に不自然な言葉遣いをしたら、むしろ気づかれやすくなるものです。

03.
上半身に力が入っている

嘘をついている人は、そわそわして落ち着かないイメージがあるかもしれませんが、実際は違います。

どうしても緊張してしまい、肩の力が入ってしまうのです。もしも、バレない嘘をつきたいなら力を抜く意識を…。

04.
アイコンタクトが
多くなる

勘ぐられないように、信じてもらえるように、と意識しすぎると、他の会話のときと比べて、急にアイコンタクトが多くなる傾向があります。

「嘘つきは目をそらす」と思いがちですが、一概にそうも言い切れないみたいですね。

05.
肯定しながら首を振る

これほど違和感を感じることはないですよね。言葉と首の動きが相反するのは、嘘をついているときに無意識に出てしまいやすい行動のひとつ。

シリアスな話をしているのに口角が上がっていたりするのは、もっともバレバレなサインでしょう。

「嘘」より「ありのまま」の時代へ。

かつて人類は、情報や農作物などの交換をして生活を成り立たせていたので「人に好かれること」が直接的に命に関わっていたのです。となれば、お世辞やごまかしはどうしても必要不可欠だったのでしょう。

人を騙そうとするときに、脳は思っている以上のエネルギーを必要とします。架空のストーリーに合わせて、その後もつじつまが合うように振る舞わなければならないからです。しかしこの大変な仕事を、生きるために競い合っていったので、どんどん上達し、意識せずとも嘘がつけるように進化しまったのだとか。

けれど、今はそれを強いられている時代ではありません。偽りの関係を築くよりも、本心で繋がり合えている環境の方が、安定していて心を満たします。時には嘘も必要かもしれませんが「ありのまま」でいることのほうが、幸せになるための近道でしょう。

Licensed material used with permission by SciShow
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。