男の嘘は顔に出る。女の嘘は「メール」でわかる。
男性のものよりも綿密に計算されていて、見破るのがとにかく難しいのが“女性のウソ”。あ、これ僕のイメージですけど。だけど、ここに紹介する研究を踏まえていうならば、文章においてはそうでもないのだとか。
特徴さえ覚えてしまえば、会話をしているときでも、ウソかどうかを判断できるようになるかもしれませんよー。
ウソをついている女性は
文章が長い?
米コーネル大学は、「人がウソをつくときに、どんな言葉を使うのか?」という疑問から、テキストメッセンジャーの会話を調査しました。
結果を説明する前に断っておくと、研究チームは、論文で「サンプルの数が少なかった」と補足しています。対象になった会話の数は1,703。(正直、規模の大きい実験のような気もするんだけど…)
で話を元に戻すと、女性はウソをついているとき相手に送る単語の数が多くなる傾向にあるんだとか。さらに、第一人称を使うことも多くなり、曖昧な言葉も増えるそう。
ちなみに、男性の場合はぶっきらぼうな言葉を使うとのこと。なぜなら、「語彙力を女性ほど持ち合わせていないから」と、研究者Jason Dou。
もう少し、女性の傾向を掘り下げていきます。
研究では、男性が「お酒を飲みに行こう」と誘ったときに、女性がどう返答したのかという、実例をあげています。
テキストメッセージ:
「念のため、行くときになったら教えてね」
(Maybe let me know when you are going)
本当の意味:
「彼の弟と彼と、お酒を飲むためにバーに行くつもりなんてないわ」
(I was not going to go to the local bar to have drinks with his brother and him)
このように曖昧なことを言って、ごまかす傾向があるとのこと。日本語で言うなら、「行けたら行くね」に近いのかもしれません。
また、第一人称を多く使うというポイントは、ウソをついていない“現在の私”に、意識を促しているようです。
あやふやにされたら
「黄色信号」
コーネル大学の結果は、アメリカ人が英語を使ったテキストメッセージを元にしているので、日本では多少の誤差が生まれるかもしれません。だけど、漠然な言葉を使うところは、日本語に置き換えても同じでしょう。さらに、会話にも当てはまります。
例えば、こんなこと。
「今度、一緒にご飯行こう」
「じゃ、あとでLINEするね」
「予定決めたら、連絡する」
今一度考え直してみると、どれも曖昧です。裏を返せば、相手のことを傷つけないための“女性の優しさ”なのでしょう。でも、返答があやふやだったら、男性は要注意。
真実を追求して、知りたくなかったことを知ってしまう可能性もありますが、1つの指標として覚えておいてもイイのかもしれません。顔に出るのとテキストに表われる、まあ似たもの同士といえば、それまでですが…。