「食器はいつも手洗いで」というあなたは、こんなにも得をしているかもしれない

いまや、食器洗浄機を使うことなんて当たり前。でも、ちょっと体力が残っているときは、手間を承知で「手洗い」するのもイイかもしれない。なぜなら、「LittleThings」のライターIleana Paules-Bronetさんの記事によると、ラクをしていては得ることのできないメリットがたくさんあるそうだから。

ポップなイラストとは対照的に、各項目はかなり真面目な研究結果をもとに書かれている模様。これが本当なら、どんどん便利になる世の中で、代償として失っているものも多いのかも?

01.
瞑想と同じ効果で
ストレスを軽減

フロリダ州立大学の研究によると、手で食器を洗うのは瞑想と同じような効果があるらしい。「Real Simple」でも、洗い物をしている状態はストレスが軽減されている状態と説明している。

※石鹸の匂いや泡の感触、水の温度、食器デザインが関係しているとのこと

02.
アレルギーになる
可能性が低くなる?

American Academy of Pediatrics」が公開した記事によると、私たちの免疫システムには少しくらい汚れた環境のほうがメリットがあるらしい。彼らは、「Hygiene Hypothesis」という「現代は綺麗すぎるからアレルギーを持つ人たちが多い」という仮説を立てているよう。

また、「Time」も、食器洗浄機を使わずに手で洗う家庭で育った子どものほうが、アレルギーを持っている割合が低かったと述べている。

※スウェーデンで暮らす1,029人の7歳と8歳児を対象にした実験結果によるもの。手洗いをする家庭の子どもがアトピーを持つ割合が23%に対し、食器洗浄機を使う家庭の子は38%だったそう

03.
スパに行くのと同じくらい
リラックスできる

好きなエステに行く、音楽を聞く、アロマを焚く。リラックスする方法はたくさんあると思う。だけど、心理学者Aric Sigmanさんによると手で食器を洗うことはスパに行くのと同じくらいのリラックス効果があるらしい。

Daily Mail」も、シンクにたまるイイ匂いの泡が気分を落ち着かせ、終わった後に達成感を得られると言っている。

04.
微生物に触れることで
免疫力が高くなる?

さきほどの「Hygiene Hypothesis」はアレルギーだけでなく、健康状態にも当てはまるらしい。この仮説を立てたチームのひとり、Bill Hesselmarさんは、小さい頃に微生物にさらされると免疫力が高まると述べている。

05.
イメージとは異なり
節水できる?

たくさんの人が食器洗浄機を使ったほうが節水できると思っているけど、注意すれば手洗いのほうが水を使わないで済む。もちろん、小まめに止めたり、水をためたりする必要はあるけれど。

Lifehacker」も食器洗浄機は大量の水を使うけど、自分で洗う時には約4Lで済むと説明している。

※種類にもよるが、食器洗浄機は1回あたり34~57Lの水を使うらしい

06.
大切な食器を
傷つけない

いくら食器洗浄機にデリケートモードが付いていても、自分で気を使ったほうが安心できるのは間違いない。手で洗うときは水温もコントロールできるから丁寧に扱える。あなたの大切な食器は絶対に傷つけたくないはずだし、割りたくもないはず。

07.
人生で重要な
スキルを伝えられる

最近の子どもたちは、食器を洗うことはただお皿やフォークなどを食器洗浄機に移動させることだと思っている。でも、あえて手で洗うことで重要なスキルを教えることができると思うの。子どもが将来住む場所には食器洗浄機がないかもしれないし、誰も助けてくれないかもしれないから。

結局、大事なのはバランス

もちろん食器洗浄機がダメと言っている訳ではない。大家族の場合、時間を節約できるという見逃せないメリットがあるから。

一番やってほしいことは、食器洗浄機と手で洗うことを両立して、最高のバランスを見つけること。

Licensed material used with permission by Little Things
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。