紙皿を使いまくる「罪悪感」にサヨナラ!

長かった冬も終わり、行楽シーズンの到来。お花見にバーベキューなど、アウトドアが楽しくなる季節です。

アウトドアで便利なのが紙皿や紙コップなどの使い捨ての食器。けれどゴミ捨て場がないと持ち帰らないといけないので、結局荷物になってしまいます。

でも、もし気兼ねなくポイ捨てできる食器があったら……?

ポーランドの企業Biotremでは、なんと、30日間で完全に自然に還る食器を作っています。すごく画期的!

30日間で自然に還る
「消える」食器

30日間で自然に還る 「消える」食器30日間で自然に還る 「消える」食器

この食器の原料は、小麦を精製するときに出る小麦ふすまと、わずかな水だけ。他のものは一切使用していません。さまざまな特許技術を使い、小麦ふすまに熱と圧を加えて皿の形にしています。

通常、紙は自然の中で完全に分解されるまで6ヵ月程度かかり、プラスチックに至っては数百年以上も残り続けます。しかし、この小麦ふすまの食器は、なんとたったの30日間で分解されて跡形もなくなってしまうのです。

しかも1トンの小麦ふすまから約1万枚の皿を作ることができ、非常にエコ。

30日間で自然に還る 「消える」食器

電子レンジもオーブンも
液体だってOKです

30日間で自然に還る 「消える」食器

食器としての機能も優秀。土に埋めなければ、もちろんちゃんと長持ちします。

熱いものにも冷たいものにも使えるし、電子レンジやオーブンだってOK。汁気の多いスープだって問題なし!

ピザの生地をのせてそのままオーブンに入れたり、パンを焼くときの型として使ったりすることもできるんですよ。

小麦ふすま100%なので、うっかり食べてしまっても大丈夫だそう。何でもかじっちゃう小さい子どもにも安心かも?

30日間で自然に還る 「消える」食器

新しい「使い捨て」習慣

30日間で自然に還る 「消える」食器

アウトドアで使うときに必須のナイフやフォークなどのカトラリーもセットで製造されています。

ホームパーティでも大活躍しそうですよね。ホストになったとき、みんなが帰宅したあとの後片付けがなんとも負担。けどこれならゴミも半減するし、地球にやさしくてとても理想的。

ちなみに現在この小麦ふすまの食器は、年間約1500万枚製造されているのだそう。
こんな食器がもっとポピュラーになったら、私たちのライフスタイルも変わってくるかもしれませんね。

30日間で自然に還る 「消える」食器
Licensed material used with permission by BIOTREM
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。