金継ぎした食器、イタリアで発売される

古くから受け継がれる日本の伝統技法「金継ぎ」。破損した器を漆で継ぎ、割れめに金を施す。その繊細な美しさが、海外のデザイナーに注目されています。

和技術×洋センス

金継ぎした食器、イタリア金継ぎした食器、イタリア

イタリア人デザイナーのMarcantonioさんは、日本古来の「金継ぎ」の美しさと考え方に感銘を受け、イタリアの家庭用品ブランドのコレクションでこれらの作品「KINTSUGI」を発表。

異なる素材の食器を、独自のセンスでパズルのように組み合わせることで、ユニークな作品に仕上げています。

花や植物をあしらった洋風なデザインと、日本的な輝きを放つ歪んだ金が、独特な不完全さを表現していて、和洋折衷の美しさを感じますよね。

もったいないという「心」

日常のなかで、お皿やカップを割ってしまえば、捨ててしまうのが当たり前。何不自由のない現代だからこそ、モノの有り難みを感じる心が薄れてしまう。

Marcantonioさんのように、日本の古人が見出した美学から学び、改めて生活を見つめ直してみるのもいいかもしれません。

Licensed material used with permission by @marcantonio
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。