陶片を箸置きとしてよみがえらせる。日本人陶芸家の「金継ぎ」がNYへ

金継ぎは、海外でもそのまま「KINTSUGI」と呼ばれ愛されている日本文化。壊れた器などを金で装飾しながら修繕する技術です。

ここで紹介する画像は、陶芸家・鴨下知美さんの作品。波に運ばれ砂浜へと漂着した陶片を使用しており、“蘇える”をイメージして作られました。

金継ぎで蘇る
陶器のカケラ

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以上は、6月23日から7月30日までNY・ローニンギャラリーで開催されている「Contemporary Talents of Japan」に出展されている品々。収益の一部が東日本大震災への支援基金となる同展覧会のテーマは、波。

浜に流れついた陶片やシーグラスに、桜色の器の破片を繋ぎ合わせることで、咲き誇る桜の優しく強い姿を表現しています。本人のコメントを紹介します。

「東日本大震災から5年、そして、今年4月の熊本地震。震災により今も大変な生活をなさっている方が多くいらっしゃると思います。日々制作し発表できる事への感謝を思い直し、復興を願っています」。

欠けたモノに、新しい魅力を付け足して蘇らせる作品の数々は、公式webサイトでも閲覧できます。金継ぎ以外の陶芸作品もぜひ。

Licensed material used with permission by 鴨下知美
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。