入れ歯を換金！？供養祭に集まった「義歯」が災害支援金に変わる

記憶に新しい石川県能登地方を襲った巨大地震。発生後の迅速な支援の大事さが伝わるニュースが連日のように届けられている。

その災害支援のひとつのかたちとして、最大震度7を記録した「胆振東部地震」（2018年）のあった北海道札幌市の「コンフォート入れ歯クリニック」が今月25日、支援金寄付の贈呈式を実施する。

入れ歯治療を専門とする同院では、昨年10月8日の“入れ歯の日”に役目を終えた入れ歯や差し歯を集め、感謝して供養する「入れ歯供養祭」を開催。この際に集まったものと日々の治療時に回収した差し歯などから金属を換金。集まった金額24万3475円を、災害支援に役立ててもらうため地元の災害支援団体「北の国災害サポートチーム」へ寄付するというのだ。

利用していた方々にとってカラダの一部でもあった思い入れある入れ歯の“浄財（慈善などのため寄付すること）”。

「コンフォート入れ歯クリニック」では、義援金ではなく支援金として災害発生時、すぐに支援活動を行う団体へ寄付することで、より迅速に役立つ「入れ歯のその後」をかたちづくっている。

『コンフォート入れ歯クリニック』
【診療内容】義歯製作と義歯に伴う治療全般
【所在地】北海道札幌市中央区南2西3-12-2 トミイビルNo.37 3F

■支援金目録の贈呈式
【日時】2024年1月25日 13:00～13:30
【場所】同院にて実施