中古のカメラを購入したら、ある「家族の思い出」が詰まっていた。

ヴィンテージカメラを見るとワクワクする。所有していた人はレンズを通して何を見ていたんだろうとか、どんな写真を撮ってきたんだろうとか。想像しても決して答えは出ないのだけど、確実に言えるのはどれも思い出がたくさん詰まっているということ。

オレゴン州在住のKati Dimoffさんは、リサイクルショップで中古のカメラを集めるのが趣味。「お宝」を見つけるため、購入する時は必ず現像されていないネガが入っているものを選んでいるのだそう。

そして先月、ついに出会ってしまったのです──。

遠い昔に撮られた
幸せそうな家族写真

随分古めかしいこのモノクロの家族写真。

どうにか持ち主を見つけたかったというKatiさんは、この写真を地元紙に掲載しました。すると、1人の男性が名乗りをあげます。向かって右の男性、Melvin Purvisさんです。彼は写真を目にした瞬間、「イスから転げ落ちそうになったよ」と「The Oregonian」に語っています。

当時、おばあさんが孫であるMelvinさんの息子に会いに来た時のものだったそう。37年前に撮られたこの写真は、みんなで写っている最後のものだったということです。そしてKatiさんが見つけたカメラこそが、今は亡きおばあさんのカメラに違いないということでした。

「不思議なタイミングだ…」

実はMelvinさん、このタイミングで写真が出てきた事に鳥肌がたったと「The Oregonian」に語っています。理由は「ついこの間母親が失くなったばかりだから」という。遠い昔に失われた家族の思い出を、お母さんが運んできてくれたのかもしれないと、話を聞いているこちらも思わずにはいられません。

今後、カメラやネガはどうするのかとKatiさんに聞いてみました。

「Melvinさんとは今、メールでやりとりをしているの。現像した写真と一緒に、すべてを彼に送るつもりよ」

自分の好奇心が、思わぬかたちで見知らぬ誰かの大切な思い出へとたどり着いたというこの話。ある意味、最高級のお宝が見つかったと言っても過言ではないですよね。

Reference:The Oregonian
Licensed material used with permission by Kati Dimoff
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