相手にとっては重たすぎる、パワポでつくった「デートの企画書」。
ロンドン在住の同性愛者Ben Velzianさんは出会い系アプリ「Tinder」を介してTomさんとマッチング。Tomさんは軽い気持ちでBenさんに「初めてのデートはどこに行きたい?」と問いかけます。
ここで、Benさんは考えました。
普通に答えたのではインパクトに欠ける。せっかくの初デートなのだから、熱意を見せなきゃ!BenさんがTomさんへの情熱を伝えるために取った行動は、初デートのプレゼン資料を作ることでした。
「デートでどこへ行くかの提案書」
パワーポイントで本格的な資料を作成しちゃったBenさん。プレゼン資料は6ページにもわたるのですが、その熱意がスゴ過ぎ!かいつまんで紹介します。
【概要】
・僕とTomがデートするための会場を提案。
・7/31から、君は3週間イタリアに行く。
・天気はあまり良くないようなので、屋内で楽しめるアクティビティの推薦。
・僕は肉が食べられないので、肉料理以外を出すレストランの提案。
■提案1
・John Soane美術館はどうでしょうか(日没後のキャンドルがステキらしい)
・John Soane美術館は、建物自体が歴史的建造物。世界中から集めたコレクションを彼の家に集め、内装を美術館として利用しています。初デートにはもってこいの場所ではないでしょうか。
■提案2
ミレニアムドームのアート迷路・画像参照。ここはアーティストのギャラリーの中にある迷路。リーズナブルで面白い施設と思います。ここが良かったら、急いで整理券を取らなければならない。
・僕は行ったことないけれど、ハウスメイトは行って楽しかったと話している。
■提案3
ジャンクヤードゴルフ・多分経験あるはず。東ロンドンに住んでる人は絶対やってるはず。
・Brick Laneのコースの提案(あまりヴィンテージものの服は好きじゃないのだけれど、君が好きなら要相談)。当コースはWentworthのスクラップチャレンジ。ジャングルっぽい服を着ていくことがおすすめ。
【結論】
・提案はいろいろしたが、君がパブで飲むことを望むならば、それも大賛成。
・他の提案があれば教えて欲しい。
・会えるのを楽しみにしている。
資料重すぎ?熱意ありすぎ?
まさかのアカウントブロック(涙)
気合いたっぷりのプレゼン資料を送ったBenさんでしたが、Tomさんの返事は来ないどころか、なんとアカウントブロックをされてしまったんだとか(驚)。熱量たっぷりの資料が、もしかしたら重すぎたのかもしれません。
失意のBenさん。プレゼン資料をTwitterに投稿したところ、これが大きな話題となり、「じゃあ僕とデートしよう!」というユーザーまで現れました。チャンスはどこにあるかわからないし、熱意は必ず誰かに伝わる。良かったですね、Benさん。素敵なデートを楽しんで!