外見と性格の「オモシロ関連性」。
自分の外見に納得していますか?
「人の第一印象は3秒で決まる」。そんな言葉があるほど、私たちは見た目によって評価を左右されている。丸顔で可愛らしい顔の人は、優しくて親切な人。細い目で赤ら顔の人は、短気で疑い深い人...。
外見とパーソナリティーは直接関連がないにも関わらず、なぜその二つは同一視されてしまうのか。そう感じている人に見てほしいのが「The School of Life」の動画。
顔が性格を変えるのか、
性格が顔を変えるのか
心に描く自分のイメージと、鏡に映る自分の顔にはズレがある。
かつてイギリスの作家であるジョージ・オーウェルは「どんな人も40歳になれば彼らにふさわしい顔になる」と述べているが、本当にそうなのだろうか。
意志の力で、外見を変えることはできない。むしろ、全く逆のことが起こることがある。
優しそうに見える人物は、周囲からの期待や接し方によって、優しい性格を示しやすい状態にある。あるいは、ずる賢いと見なされている人物は、他人が考える人物像にフィットしていく可能性がある。
つまり長年を通して、他人から人格を決め付けられ、見た目に基づいて扱われてきた結果として、私達の性格は、私達の顔が暗示するパーソナリティへと変化していることが少なくないのだ。
人生を通してダイエットに悪戦苦闘したライターの Cyril Connolly は、「あらゆる肥満男の内側にはスリムな男性がいて、そこから抜け出そうとしているんだ…」と綴っている。
悩みを抱える多くの人々の内側には別の誰かがいて、外に出ようともがいているのだ。
性格と外見をマッチさせる
ためにできることって?
私たちがすべきことは、新しいファッションに挑戦することでも、奇抜な髪型にすることでも、美容整形を受けることでもない。外見を変えることで、心と体を調和させることはできない。
私たちにできることは、「他人の外見と性格が無関係なこと」を常に忘れないでいること。
外見によって判断された相手の接し方によって、自分を変えてしまわないこと。
そして同時に、私たちは外見によって周囲からどのような視線を向けられていたとしても、自分の中身はいかようにも変えることができるのだ。