ルームメイトと「ギクシャク」しない5つの方法
「もしもあなたが家族と離れて暮らしているなら、ルームメイトは最も大切な存在かもしれませんね」
そう語る「I Heart Intelligence」のBarbara Danaさん。
日本でもシェアハウスが当たり前の選択肢としてあがるようになり、実際、ルームメイトが家族のような存在になることもあるでしょう。
一方で、そんな最高のルームメイトばかりではないかもしれません。私の友人のひとりは、お互いが境界線を作り、ひどい関係性になったそうです…。どんな人とルームメイトになるかわからないからこそ、この5つのポイントを抑えておきたいところ。
01.
「親友かどうか」は
あまり重要じゃない
良いルームメイトになる条件は、必ずしもお互いが相手に対して好意を持つことではありません。実際、親友だったのに一緒に住んでみたら、仲が悪くなったということも起こり得るのです。
もし、親友とシェアハウスをしようとしているのであれば、チェックしておくべきことがいくつかあります。どれくらいパーティーが好きなのか、綺麗好きかそうでないのか、金銭感覚は同じくらいなのか…。
そのような違いが友情を壊してしまう可能性があるなら、まったく見知らない人と一緒に住むほうがいいかもしれません。
02.
面倒でも
ルールは先に決めておく
トラブルのほとんどは、考え方の違いから生まれます。ルームメイトは、育った環境があなたとはまったく違うかもしれません。あなたの常識は、相手の非常識かもしれません。どんなに些細なことでも一度確認しておいて損はないでしょう。
たとえば、どこで寝たいのか。アルコールは好きか。いつも何時間に寝るのか、何時に起きるのか。洗い物は分担するのか。食料品は共用するのか。
今書き出した以外にも、たくさんのすり合わせるべきことがあります。それをなるべく早い段階で解決しておくことは、のちのち揉める可能性を減らすことにもつながっているのです。
03.
分担を
「あいまい」にしない
「家事をやりたい」と、心から願っている人はほとんどいません。しかし、生活をする上で、決して逃れられないものでもあります。ひとり暮らしであればすべてを自分ですると割り切れるかもしれませんが、シェアハウスになった途端に誰が何をするのかという線引きがあいまいになります。
分担は、なるべく早い段階で決めておくこと。誰がどの家事をするのか。さらにそれだけではなく、どのレベルまで綺麗にするのか。できるだけ具体的に決めておくことがオススメです。
04.
イライラしたときは
相手の立場になってみる
ルームメイトも、ひとりの人間だということを忘れないでください。そして、ルームメイトを知ろうと努力してみてください。よりお互いに共感し、理解を深めることができれば無駄な争いを避けることにもつながります。
もし、ルームメイトから何か言われたときは、言い返す前に一度冷静になって相手の視点から物事を見てみましょう。相手はどんな気持ちであなたにそのことを伝えていますか? もし逆の立場だったら、どう対処しますか?
相手のことをすべて理解することは難しいかもしれません。しかし、少し歩み寄ってみるだけでも関係性はより良いものになっていくでしょう。
05.
言葉を選んで
かげ口は言わない
ルームメイトについて誰かに話すときは、しっかり言葉を選ぶこと。
あなたの発言は巡り巡って、きっとルームメイトの耳に入ります。勘違いされるような発言は、極力避けたほうがいいでしょう。一緒に生活する人として、時にはあなたの不満を伝えるべきではあります。
でも、お互いのことを思いやりつつ過ごすことも重要です。
ゲーテはこう言います。
「互いに無関心で合わないと思っていても、しばらく一緒に住んでみると信頼関係が生まれ、ある種の親密さが生まれます」
普通に生活していたら出会うことがなかったかもしれない人。そんなルームメイトが、あなたの一生の友だちなるかもしれないんですから。