残業手当と引き換えに、「若さ」を手放してはいけない。

最近街の煌びやかさに、ショックをうけたことがある。

11月も下旬。世間がクリスマス一直線だなんてことは重々に理解している、と、思っていた。でもいざ買い物へ行ったら、そこには想像を越えたキラキラ世界。

大きなツリー、寒空の下で光るイルミネーション、ファー付きのコートに身を包む女性、笑い合うカップル。こんなにも心踊っている世間から、完璧に取り残されていた自分に気がつく。

若い人には恋する時間が必要。子どもが生まれれば、子どもと過ごす時間が必要。働いてできることは、請求書の金額を払うことだけ。

職場と家の往復をするだけに時間を使っていると、いつの間にか老人になってしまうよ。

記憶の引き出しから、ホセ・ムヒカ元大統領の言葉が飛び出してきた。ウキウキ気分はどこへやら。突如押し寄せてきた焦りの波に、きれいに飲み込まれていった。ザッパーン。

最も怠ってはいけないもの
それは「タイムマネジメント」

笑いながら歩いてくる、女の子のアイシャドーのラメ感が目に沁みたとき、頭に浮かんだ言葉はひとつ。

タイムマネジメントを怠ると、残業手当と引き換えに『若さ』を手放すことになる。

職場と家の往復だけに時間を費やさないように、私はもう一度タイムマネジメントの専門家である、Laura VanderkamさんのTEDを見直すことにした。公開された直後から、定期的に見て自分に喝を入れていたのだけれど、最近は気が緩んでいたことに気付く。

もっと効率よく時間を使って、充実した毎日に変えたいと少しでも思うひとは、ぜひ彼女のアドバイスを聞いてみてほしい。

フリータイムは
1週間に“72時間”ある

1週間は168時間(24×7)。フルタイムで働いているなら、週40時間は仕事に使っている。8時間睡眠をとるとして、週に56時間。それならフリータイムが72時間も残っているはず。

週に50時間働いているとしても、62時間。60時間働いてるとしても、52時間は残っている。

買い物をする時間、子どもと遊ぶ時間、趣味に費やす時間は、フリータイムのうち何割かで本当は満足できること。

「時間がない」というセリフは、往々にして「優先順位じゃない」ということを表している。だって、ブラインドの掃除をしたら1,000万円もらえるなら、何よりも先に掃除するでしょう(笑)?

ではどんな意識を心がけをしていれば、忙しい中でも充実した時間過ごすことができるのか。

そのハウツーを、彼女がとてもわかりやすく動画でレクチャーしてくれている。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。