ジェームズ・ダイソン「5,126回の失敗」から学ぶ、成功の秘訣。
起業家が成功を手に入れる道のりは、じつに長いもの。ブレることのない忍耐強さと揺るがない熱心さなしには、起業家という道は務まらないと言っても決して大げさではないですよね。
でも心が折れるときもあるようです。だって、人間だもの。
ではそんなとき、彼らはどのようにまた歩みを続けるのでしょう。たとえば、掃除機の機能の低下に不満を覚え、10年という長い年月をかけ自身が納得のいく掃除機「サイクロンクリーナー」を世界に送り届けたジェームズ・ダイソンの場合。
これは、「Inc.com」にてGordon Tredgoldが紹介したジェームズ・ダイソンの言葉。彼が幾多の失敗からつかんだものとは?ある意味「名言」とも思えるメッセージに耳を傾けてみて。
01.
「私は世に出せる製品を生むまでに5,127台もの試作品を作りました。つまり5,126回失敗したということです。一方でどの失敗からも学びがあったからこそ、解決案が見つかったとも言えるでしょう。だから“失敗すること”になんの抵抗もありません」
02.
「発明家の道のりにあるのは、唸り声のコーラス。それに掛け合わさるのは、拳を机に叩きつける音。アクセントは、頭をポリポリかくノイズ」
03.
「人生は解決できる問題だらけの山。それが好きなんです」
04.
「時間をかけるのは、悪いことじゃありません」
05.
「失敗とは実に謎めかしいもの。しないように気をつける割には、毎回学びがあるんですから」
06.
「ビジネスにおいてあなたは、5割がた間違えるでしょう。コツは、判断を下す時点で迷うのではなく、下したあと、間違いに気づいてダメージを正すことです」
07.
「誰にでも突き落とされる場面はあるでしょう。障害物なしに上までのし上がれる人なんていません。成功する人は、『もう一回やってみよう』と言える人たちなのです」
08.
「一夜にして成功するには何年もの努力が必要です。実践を通して、私はそう気づかされました」
09.
「エンジニアとして、私はつねに問題点を見つけ出し、解決案を練っています」
10.
「成功の鍵は失敗です。成功とは、そもそも99%失敗で出来ているのです」
11.
「コストで競えなければ、質で競うこと」
12.
「誰にだってアイデアはあります。忙しかったり、自信がなかったり、必要なスキルを持っていなかったりで、遂行しないだけ。でも私は遂行したいんです。実際は、やればいいだけの話だから」
13.
「天才は問題解決を得意とするかもしれません。ですが、慣例に囚われず、一生懸命取り組めば、同じく問題は解決できるはずです」
14.
「ゆっくり進みたいと思うときこそ、アクセルを踏むべきだと心得ました」
15.
「最初のうちは、家の裏にある小屋で作業をしていました。持っていた機械は、電動ドリル。たったのそれだけでした」
16.
「私たちは正しく物事をこなすよう教えられてきましたが、何かを発明したいのなら間違える必要があります。おかしなことや他の人が思いつかないようなこと、茶目っ気のあること、危険なことをして、とにかく失敗しましょう。失敗した原因がわかると、全くちがう道が見えてくるものです。それが結構面白くて。私にとって問題解決は、もはやハマって辞められないドラッグのようなもの」
17.
「ボートの流体力学であろうと、掃除機のサイクロン方式であろうと、半年もあれば、誰だって知識を極めることができます」
18.
「リスク回避は、新しいテクノロジーを開発しようとしている会社にとっては、残念なアプローチです。惹きつけられがちですが、結果を生みません。長期に渡るリサーチ、育成、コストがかかっても何度も失敗することでしか新たな何かを発掘することはできないでしょう。用心深く進んでいると、会社はアイデアを見過ごすリスクを負います」
19.
「周りと違うことをしたければ、反対論者に立ち向かう必要があります」
20.
「楽しみながら、失敗から学んでいくこと。成功から学ぶことはできませんからね」
21.
「画板やパソコンの画面の前に座っているだけじゃ、インスピレーションは湧いてこないでしょう」
22.
「特許がなければ、誰もリサーチや発展にお金を注がないでしょう。一方で、特許があると、誰かのいいアイディアを真似れなくなるからこそ、自分のやり方を見つける必要性が生まれます。革新者はひとりかもしれませんが、そのアイディアを別視点からみる人が必ず2、3人出てくるものです」
23.
「何かを発明するのは、クリエイティブなことです。本を書いたり、音楽を作るのといわば一緒。心、魂、お金、それから人生の数年をそれに捧げますからね。再び抵当に入れる必要も出てくるでしょうし。精神的にも経済的にも、投資なのです」
24.
「とりあえず鈍っていて、失敗が目に見えているようなアイディアからスタートします。誰もしないことだから、意外とうまくいくんです」
25.
「次世代に役立つ最高の考案は、ある日突然降ってくるものじゃありません」
26.
「怒りという感情は、いいモチベーションになります」
27.
「エキスパートが言うことには耳を向けないこと!」