失敗上等!外国語を覚えるにはどんどん「間違える」べき5つの理由
失敗するのが怖いーー。外国語の勉強をしている人なら、一度は感じたことがある悩みでしょう。でも、遅かれ早かれ、いつかは必ず失敗するものなのです。だったら最初のうちに何度も失敗して、その分早く成長したほうがいいと思いませんか?
5ヶ国語を使いこなすジェレミー・ギンズバークさんは、外国語の習得支援サイト「FLUENT iN 3 MONTH」のなかで、積極的に失敗を経験すべき理由を挙げています。
01.失敗は自分の間違いを正すチャンス
「失敗したら恥ずかしい」という気持ちは、誰にでもあります。しかし恐れたままでは、自分が間違っていることすら分からないままです。逆に、失敗すればするほど、間違えて覚えていたことを直すことができます。
とくに会話でのコミュニケーションは、読み書きで身につけた知識が本当に正しいのかどうかをチェックするチャンス。積極的に間違えを経験して、どんどん上達していきましょう。
02.間違ったことは鮮明に記憶に残る
敬語、漢字、言葉の使い方…。自分の母語である日本語でさえ間違えることはありますよね。とくに恥をかいた思い出は、鮮明に覚えているはずです。間違った経験は知識となり、かけがえのない財産になるのです。
03.単語や文法は失敗してみないとわからない
外国語の習得は、例えて言うなら「道具箱」のようなもの。そのなかには、さまざまな道具が入っています。なんとなく使い方は知っている、でも正しく使うためにはいろいろなコツが必要ですよね。「あれじゃない、これじゃない」と失敗しながらコツを掴んだ道具だけが、本当に使いこなせるものになるのです。
単語や文法は、外国語を話すための便利な道具です。失敗しながら使いこなす術を学びましょう。
04.失敗に慣れれば緊張知らずに
不慣れな言葉を使うのは緊張するもの。しかも旅行で訪れた外国で、知らない人と話すとなればなおさらです。しどろもどろで、何を話したか覚えていない…、なんてこともあるかもしれません。
でも、ちょっと会話がうまくいかなかったからといって、なにか致命的な問題が起きることは滅多にありません。少し気まずくなる、たったそれだけです。それも、何度が繰り返すうちに慣れてきます。
あなたの周りにいる外国語を上手に話すあの人だって、きっと同じ経験をくぐり抜けてきたのです。
05.思いがけない失敗は楽しい!
道を間違えて、全然違うところに辿りついてしまった。そんな経験はないでしょうか。そのとき、不安な気持ちと一緒に、どこか非日常に紛れ込んでしまったようなワクワクも感じませんでしたか?
成功とは、自分が思っている通りの結果が出ることです。一方で失敗は、予想外だからこそ全く新しい景色を見せてくれます。昔の自分の失敗だって、いま思い出すと笑ってしまうようなものばかりですよね。
失敗も、外国語を学ぶ醍醐味です。母語ではできないような面白い経験をたくさん積めるのですから。失敗を楽しみながら、繰り返し挑戦してみましょう。