外国人シンガーソングライターが料理した『PPAP』

もう、動画を見てもらえればそれだけで十分なんだけど、あえてその前に少しだけこの真剣なつくり込みを楽しんでもらいたい。

ベルリンを拠点に活動するシンガーソングライターMoritz Garth。もしかしたら、ドイツ国内でだって彼の名を知る人はそう多くないのでは。でも、そんなMoritzだって、いつかYouTube動画の再生回数で、世界一を取る日が来るかもしれない。

ただし、“オリジナル”であるかどうかが重要なんだろうけれど。

YouTube上で大ヒットしている『PPAP』を知って、すぐにアレンジをしたいと思ったそう。そのとき投稿されているものは、ほとんどが海外のパロディ版で、凝ったアレンジがひとつもなかったことから「バラードで行こうと決意した」とMoritzがいきさつを教えてくれた。

正直、彼の本気度が…分からない。
それでも、エレクトリックサウンドにのせてリズミカルに踊りながら歌い上げる原曲とは、ひと味もふた味も違うもの憂げな表情、そしてMoritzの甘い歌声に、いつしかこう思うはずだ。

「これはこれでアリ」なんじゃない。

切なげに歌いあげる
バラード調の『PPAP』

原曲の2倍近い2分11秒の構成。じわじわくる。

そうそう、彼が単なるコピー、アレンジだけのシンガーでないこともちゃんと書き加えておきたい。1stシングル『Neue Welt』はiTunesやSpotifyでダウンロードでき、12月には2ndシングルの予定も。こちらも本気のアレンジが楽しめそうだ。

Licensed material used with permission by MoritzGarthTV
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。