お酒を飲んだら、外国語が上達しやすくなる。
インターネットで英語について調べると、勉強方法を教えてくれるサイトが数え切れないほどヒットします。また、英会話教室の広告も、至る所で見かけます。
そんな中、今までは個人の感覚でしか語れなかった”スピーキングの勉強方法”の効果が、ヨーロッパの研究によって証明されました。おかげで、わざわざ英会話教室に通う必要もなくなるでしょう。
「お酒を飲んで、喋る」
以上!
少しでも英会話の上達に悩んだことがある人なら、「お酒を飲めば、英語(外国語)が上達する」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。楽しい上に効力があるなら、まさに最高の勉強方法。だけど、得られる効果は、科学で証明されたものではありませんでした。
そこで、この方法が有効なのかどうかを明らかにするべく行われたのが、イギリスとドイツの大学が共同で行った実験。
研究員たちは、50人のドイツ人を、アルコールを摂取するグループとそうでない方に分けました。そして、被験者にはオランダ語を喋ってもらい、その内容をオランダ人に評価してもらったようです。
その結果は、アルコールを飲んでいた方が「外国語」を流暢に話していたとのこと。
ちなみに、明らかに向上していたのは発音のスキルなのだとか。おそらく、コミュニケーションを円滑にしてくれて、不安を和らげてくれる「アルコールの効力」が影響しているのでしょう。
50人のスケールでは、研究結果として乏しいというのが正直な感想。でも、分かるんですよね。自分もそうだったし。
1つだけ引っかかりがあるとすれば、被験者はアルコール度数の低いお酒を1杯しか飲んでいないということ。そのため、飲みすぎた場合の効果は、解明されていないようです。
だけど、インプットを「YouTube」や「Netflix」からすると仮定しましょう。となると、英会話教室に通うよりも、日本に暮らしている外国人や、観光客の集まる居酒屋やバーに行った方が、ずっと経済的なのかもしれません。だって、お酒を1杯飲むだけで、発音をはじめとしたスピーキングのスキルが伸びるのだから。