外国語学習のコツはフライトと同じ!意識するべき4つのステージとは?

外国語の学習は、飛行機のフライトに例えると分かりやすいーー。とAndrew Barrさん。

英語を母語とする彼は、7年間かけてスペイン語を学んだ経験から、「離陸」「乱気流」「高度上昇」「クルージング」に例えた学習のコツをまとめ、ステージによって異なる学びのポイントを紹介。以下、そのノウハウをチェックしてみて!

ステージ01.
「離陸」
発音と語彙を身につけよう。

離陸をする際に「スピード」が必要なのと同じく、語学学習という長いフライトを乗り切るためには正しい加速が必要です。そこで大切なのが、「発音」と「言葉の選択」の2つ。

発音を先に学ぶ理由は3つあります。

・発音が良いほうが言いたいことが伝わりやすいから。

・リスニングスキルの向上に繋がるから。

・学習の後半で修正するのは困難。早いうちに習慣づけるべし!

次は、「言葉の選択」。いくつか重要な言い回しだけ知っておけば、地図を指差しながらでも外国を歩くことはカンタンになります。例えば下記。

・「Yes/No(はい・いいえ)」
・「I want(〜したい)」
・「I need(〜が必要)」
・「I can(〜できます)」
・「To find(〜を探す)」
・「To speak(〜と・を、話す)」
・「This(これ)」
・「Please(お願いします)」

あとは、実践的な言葉を丁寧に選び、正しく練習することが重要です。

ステージ02.
「乱気流」
覚えた言葉をとにかく使おう。
単調でもOK!

まだ雲の下にいますよ。シートベルトも外せません。外国語を話す時もカタコトで、ストレスを感じる人も多いはず。しかし、思いつく限り言葉をどんどん積極的に使うことが大切。

自己紹介や実践的な質問のやりとりで、基本的な会話を学びましょう。ここでのゴールは、特定のトピックにフォーカスすることではなく、一般的な会話やフレーズのつながりを学ぶことです。「よく使う言葉」を覚えて、積極的に使ってみましょう。

ステージ03.
「高度上昇」
文法学習と深堀りが、
段々効いてくる。

シートベルト着用サインがオフになり、席を立てるようになりました。覚えた外国語にも深みが増し、母語を使わずともコミュニケーションできるでしょう。

さて、このステージでの目標は「文法」へのフォーカス。参考書の購入をお勧めします。語彙が足りない状態で文法を学んでも理解が及ばないため、くれぐれもステージ01と02で紹介した「話すこと」は、スキップしないよう要注意。

興味・関心を深堀ってみましょう。音楽、スポーツ、アート、旅行、サーフィンなど、興味のあるジャンルで友人を探し、コミュニケーションをとってみてください。

ステージ04.
「クルージング」
読書に挑戦!

順調にここまできたあなたなら、これまで苦行のように感じていたかもしれない読書だって効果的に。飛行機に例えると「クルージング」している状態なので、リラックスして空の旅を楽しめます。

読書で得られるボキャブラリーの数は、会話の比ではありません。小説でもノンフィクションでも、知らなかった単語はメモをとり、次の会話で積極的に使ってみましょう。

イキナリ「文法」や「読書」に挑戦するのは、助走もせずに飛ぼうとしているのと同じこと。ぜひ自分の今のレベルを見極めて、語学学習という「フライト」を楽しんでみてくださいね。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。