あなたは「サウダージ」というポルトガル語の意味を知っていますか?
うまく言葉にできない気持ちってありますよね。一生懸命頭の中で考えるけど、うまく表現できない…。でも、今から紹介する3つの外国語を使えば、説明できるようになってスッキリできるかも。
日本語でいうと「わびさび」や「もったいない」などがそれにあたりますが、今回はそれの外国語版です。
甘苦くて憂鬱な気持ち
「SAUDADE(サウダージ)」
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あなたは、以前住んでいた街を歩いているとします。そこで、昔付き合っていた彼女の家の前を通りかかり、ベッドルームだった部屋の窓を見上げました。外から見ても特に変化はありませんが、今は別の人の部屋になっているし、彼女はすでに結婚して他の街で暮らしています。
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そこであなたは、過去を懐かしみます。特に、当時の関係性、周囲が2人をどう見ていたか、説明するのは難しいけれど、困惑した気持ちでいることは確かです。
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ちょうどその時、友人から電話が。「元気?」と聞かれますが、複雑な心境で、自分の気持ちをどう説明していいかわかりません。結局すぐに話題を変えてしまいました。
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しかし、もしあなたがポルトガル語を知っていれば、話は別でした。その気持ちを説明する理想的な言葉があるからです。それが「SAUDADE(サウダージ)」。今はないものに対し、甘苦くて懐かしく感じているけれど憂鬱な気持ち、という意味です。
昔の恋愛や友情、もう今はない子ども時代の家など…。痛みと喪失と喜びが渦巻く気持ちなのです。
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明るい兆しが見えない暗い気分
「Hüzün(フズン)」
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たとえば、収賄などで腐敗した政治家のせいで、希望が見えない国内の政治。雲行きが怪しく希望が見えなくて、ただただ衰退するのみ。そんな時に感じる憂鬱な気持ちを表現するのに使えるのが、トルコ語の「Hüzün(フズン)」。
ただ悲しいというだけではなく、この言葉を使えばより深みがある表現ができそう。
大好きな人ができて有頂天
「forelsket(フォレルスケット)」
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付き合い始めたばかりの相手がいるとします。彼/彼女はあなたにとって、迷いなく関係を続けられると信じることができるくらい完璧な相手。嬉しいのと同時に、出会えたことが信じられないという気持ち。このときの思いは、ノルウェー語の「forelsket(フォレルスケット)」で表現してみてください。
また、恋のトキメキという表現としても使われることもあり、映画など何かがすごく楽しかった時、比喩的に使うこともあるそうです。