英語でもOK!二ヶ国語を話せると、人生はこんなにも楽しくなる
二つの言語を自在に操るバイリンガル。せめて英語くらいは…と努力を重ねる人も多いはず。このバイリンガルになることで、なんと認知症を防いだり、高収入を得られたり、さらには恋愛まで充実する!?にわかに信じがたい内容が「Matador Network」に登場。ライター Matt Hershberger氏が、そのメリットを研究発表を元に詳しく解説しています。
二ヶ国語、トライするのにいい理由付けになるかもしれませんよ!
01.
ワーキングメモリをフル活用
処理能力を高めることができる
実験児童心理学のジャーナルに掲載された論文によれば、バイリンガルの子どもは、総体的にモノリンガル(単一言語を話す)子どもよりも優れたワーキングメモリを持っていることが照明されました。
ワーキングメモリとは、短時間で情報を保持し、処理する能力のこと。この能力は、主に幼少期に発達します。おとなになってからもワーキングメモリを磨いていくことはできますが、子どもの時期より新しい言語を学ぶことは困難に感じるもの。それでも、新しい言語を学ぶことで、ワーキングメモリを高めることは可能なようです。
02.
アルツハイマーや認知症を
遅らせるという研究結果
ケンタッキー大学医学部の神経科学者Brian Gold教授による研究で、バイリンガルの人は、年齢を重ねても高い認知機能を保っていることが証明されました。バイリンガルであることが、必ずしもアルツハイマーや認知症を防ぐ手段であるとは限りません。それでも、平均するとモノリンガルの同い年の人よりも、発症する年齢が約4年半遅いことが判明。
つまり、脳の機能を保つためクロスワードパズルや数独で脳トレするよりも、違う言語を学ぶ方が脳の働きにとってはいい結果を生む可能性が高いのです。
03.
脳の切り替えが早く
集中力がある
「ニューヨーク・タイムズ」は、第二言語を学ぶことが、脳内の言語分野を発展させるだけでなく、他の認知能力も改善させることを発見した研究者らの紹介をしています。曰く、バイリンガルの脳は、より創造的に問題を解決することに長け、集中力も高く計画性に優れているんだそう。
さらに、バイリンガルは周囲の環境に注意を払うこともできるといいます。それは、自分の周りで話されている内容を聞いた時、まるで、第二言語を使う時のように、脳内で素早く言語システムを切り替えることができるから。これが研究者の見解です。
04.
他者を理解し受け入れ上手
人間関係の土台ができている
「まるで、言語ごとに2つの人格があるようだ」バイリンガルの人の印象をこう感じる人が多いという報告があります。その理由としては、第二言語を学ぶと「2つの文化価値を受け入れ、瞬時に入れ替える能力がつくから」だという見方があります。そこには大きなメリットが。彼らの能力は、2つの価値システムの間で入れ替わり、他者を理解し共感する能力を高めてくれるからです。
もっと他者に共感することができれば、周囲の人ともコミュニケーションを図ることができ、素晴らしい人間関係を築くことにも役立つはず。
05.
現地の言葉を話せれば
旅の楽しみが倍増!
旅行中は、人とのコミュニケーションを図りながら、異文化を理解していくことが最も重要。現地の言葉を話すことができれば、旅がはるかに充実したものになるのは、言うまでもありませんね。
06.
マルチタスク型で
高収入を得やすい!?
2つの言語を問題なく使いこなせる能力は、あなたの武器となる特別なスキルです。もちろん、キャリアアップにも役立ちます。「Forbes」誌の調査によると、2カ国語話せるビジネスマンほど、マルチタスクをこなすこともでき、従業員としての評価は高く、より多くの収入を得ていることが判明しました。
07.
外国語ペラペラは
やっぱり、モテる!
冗談でもないようです。2013年に実施された男女5,000人を対象にした調査では、成人のじつに79%がモノリンガルよりも、バイリンガルに魅力を感じると答えたそうです。
さらに、話す言語が魅力的であればあるほど、セクシー効果が高まるのだとか。ちなみにセクシーだと思う言語の第一位は、やはりフランス語。次いでイタリア語、スペイン語の順でした。また、最近の調査では、韓国語が魅力的だということが判明しています。
Licensed material used with permission by Matt Hershberger