日本人も欲しくなる「外国人が心から喜ぶお土産」④

外国の知人や友人へのお土産を「なんとなく、日本っぽいかも」なんて基準で選んではいませんか? 心から友情や愛情の深さを伝えたいなら、まずはあなた自身が「欲しい」と思うものを──。

全国のモノづくりの産地を巡り、日本ならでのセンスとクオリティと“想い”に溢れたオリジナルアイテムを生み出すギフトショップ「KIRI JAPAN DESIGN STORE」のディレクター・片桐裕太さんに「外国の方に必ず喜んでもらえて、さらに自分でも欲しくなる日本のお土産」をリコメンドしてもらいます。

人と人をつなぐ「食」に関連した
日本伝統のテーブルセット

「外国人が心から喜ぶお土産」テーブルセット
© 2019 KIRI JAPAN DESIGN STORE

海外からの観光客が買い求める、日本のお土産品の上位につねにランクインするのが、 日本の食卓に欠かすことのできない箸(はし)。

アジアには箸の文化をもつ国も多いのですが、先に向かって細くなっているのが日本の箸の特徴。その形状から小さくもろい食材をつまみやすく、さらに丈夫で軽いことから“実用品”として高い人気を博しています。

「木を“使いやすい箸の形状”に削り出すのには、非常に高い職人の技術が必要とされています。今回ご紹介するのは、全国に流通する塗箸の80%のシェアを誇る若狭(わかさ)塗箸と長野の水引箸置のセットで、箸置はお好きな色を選んでいただけます」

「外国人が心から喜ぶお土産」水引の箸置き
© 2019 KIRI JAPAN DESIGN STORE

福井県小浜市で生まれた若狭塗には200を超える色味があるとされており、『KIRI JAPAN DESIGN STORE』では、黒漆の濡れたような深い色味の「呂色(ろいろ)」と、それとは対照的に素朴な表情で滑りにくく使い勝手のいい「乾漆(かんしつ)」をセレクト。

「箸とセットで販売している水引の箸置きは、元禄時代から続く伝統的な手法を継承しながら、国内の水引製品の70%を生産している長野県飯田市で作られています。遣隋使の時代に帝(みかど)への献上品として麻の紐を紅白で染めたものが水引の起源とされており、未開封や新品であることを表す封印の意味、魔除けの意味、そして人と人を結びつけるという意味をもった縁起物のひとつです」

「外国人が心から喜ぶお土産」
© 2019 KIRI JAPAN DESIGN STORE

若狭塗の箸と飯田で作られた水引は、どちらも長い歴史と磨き抜かれた職人技が詰まった、外国人に胸を張ってわたすことのできる日本ならではのお土産品。

「“食”や食事の場は、異なるコミュニティや価値観の違う人たちを結びつける力をもっています。そんな食に関連したこのプレゼントなら、仲のいい人とはさらに仲よく、やや距離のある人ともぎゅっと近づくことができるはずです」

片桐裕太/「KIRI JAPAN DESIGN STORE」ディレクター

1983年、北海道生まれ。大学卒業後に上京し、セレクトショップ「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」に勤務。2010年、羽田空港の国際線の運航開始と同時に『Design Japan Culture』をオープンさせ、2016年、『KIRI JAPAN DESIGN STORE』としてリニューアル後はディレクターとして企画とバイイングを担当。1カ月の半分は日本全国の職人のもとを訪れて買い付けをおこない、店頭では職人から直接聞いた製品への想いやこだわりをお客様に伝えている。
https://kiri-japan.com/

Top image: © 2019 KIRI JAPAN DESIGN STORE

関連する記事

外国人に喜ばれ、贈るアナタも欲しくなる「日本のお土産」を羽田空港に店舗を構える「KIRI JAPAN DESIGN STORE」のディレクター・片桐氏が厳...
外国人に喜ばれ、贈るアナタも欲しくなる「日本のお土産」を羽田空港に店舗を構える「KIRI JAPAN DESIGN STORE」のディレクター・片桐氏が厳...
外国人に喜ばれ、贈るアナタも欲しくなる「日本のお土産」を羽田空港に店舗を構える「KIRI JAPAN DESIGN STORE」のディレクター・片桐氏が厳...
外国人に喜ばれ、贈るアナタも欲しくなる「日本のお土産」を羽田空港に店舗を構える「KIRI JAPAN DESIGN STORE」のディレクター・片桐氏が厳...
使い込むほど魅力が高まる家具や日用品を、サブスクリプション型で提供する新サービス「(tefu)vintage supplies」が誕生。
台湾の最南端・屏東県まで足を伸ばしたならば、買って帰るべきは、王道のパイナップルケーキ(鳳梨酥)でも、台湾産の烏龍茶でも、からすみでもなくこのトンボ玉!
銀座の老舗漬物店がつくる茹でたまごのお漬物。
「富士山」と「お茶」をガッチャンコして『FUJICHAN』。このネーミングに、思わず頬がゆるんでしまいました。一方、デザインはといえば、よくある冠雪を表現...
「アダストリア」が渋谷区公認のお土産としてTシャツとトートバッグを制作。グッズに使用するイラストには、今年7月末にオープンしたばかりの話題のスポット「ミヤ...
日本の優れた“おもてなし心”あふれる商品・サービスを発掘し、世界に広めることを目的に創設された「OMOTENASHI Selection」において、「ON...
3月24日、ニュージーランド議会は、流産や死産で子どもを失った人に3日間の忌引有給休暇を取得できるようにする法案を提示し、全会一致で可決となった。この法案...
人気トラベルブロガーのCyrielleさんが「travelettes」で、日本に住んでとても気に入った10のことを紹介していました。日本人にとっては当たり...
全12回にわたってお届けしている、ちょっとディープな台湾ガイド。第10回は、台北を知り尽くしたデザイナーと巡る「お土産ショッピング」です。お茶やパイナップ...
兵庫県西播磨の伝統工芸「藍染、草木染め」を施したジャパンメイドのエコラップが登場。
私たちが気をつかってしたことも、逆に失礼にあたるかも…!?
ヘルシンキで「日本でも流行るリコリス」を見つけました。
僕が以前から気になっているのは「外専」という言葉です。知ってますか?これは「外国人専門」の略語です。はっきり言って、この言葉は嫌いです。
自信を持って推せる台湾雑貨のお土産を選びたい。行ってみたいのが『物外設計』という文具ブランドのお店。なかでも「Y STUDIO」シリーズは、女性の手にも映...
中国・広州に劇場を建設予定とのことで、ロンドンに本拠を置くSteven Chilton Architects(SCA)が「Puzzle Ball Thea...
日本と海外の恋愛観の違い。今回は、デートを重ねて「やっぱり違うな…」と相手に感じた時の対応について。

おすすめ記事

3月16日、軽井沢にほど近い御代田町に新たなラグジュアリーホテル「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」が開業。すでに予約を受付中。
「Goldwin」の2021年春夏シーズンのコレクションがローンチ。
浜松市の鉄工所がつくったジュラルミン仕様のペグ。強度はもちろん、らせん形状に秘密あり。
「ラムを作ろう、壁ではなく」というタイトルのユニークな動画広告は、オーストラリアのラム肉メーカー「Australian Lamb」が制作したもの。「私たち...
「THE NORTH FACE」から、3Dカーボンプレートを搭載したトレランシューズが発売。エネルギー効率を徹底的に意識し、より速さを追求するランナーにぴ...
米国にできた最新の「7-Eleven Evolution」で夢のような宿泊プランが企画中。快適なラウンジシートや「プレイステーション 5」が用意されている...
NBAの「ロサンゼルス・レイカーズ」に所属している選手、アンソニー・デイビスが着用し話題となっていた「ナイキ」のサステイナブルな新作バスケットボールシュー...
「beta post」の「Homeless Backpack」の紹介。
カナダのアパレルデザイナーが開発したパンツ専用のハンガー「The Jean Hanger」がシンプルなのにスゴイ。ハンガーラックにかけられてシワの発生を防...
「OFF-WHITE」がドイツの小型家電ブランド「Braun」とコラボレーションしたアラームクロックを発売。