今年のハワイ土産は「幻のホワイトハニー」でどう?
毎年、入れ替わりの激しい「ハワイの定番土産といったらコレ」。「ホテル・ハレクラ」のパンケーキミックスは何度もらっても嬉しいし、もちろん「ホールフーズ」でオーガニック系のバームやリップだって悪くない。
そうした定番モノやバラまき系もいいけれど、今年はこんなローカルフードに注目してみたい。ハワイ島原産の幻の「白いハチミツ」だ。
キラウエア火口に咲く花の
幻のホワイトハニー
ハワイ島の活火山キラウエアの火口付近に咲くパワフルな植物がある。フラをする人には馴染みのオヒアレフアは、ハワイ島を代表する花。
真っ赤に燃えるような花から採取した蜂蜜がオヒアレフアハニーとなる。写真背面に写るマカデミア(写真右)とクリスマスベリー(写真左)のハチミツに比べ、オヒアレフアは明らかに白いことがよく分かるはず。じつはこれ、ミツバチが集める花粉に含まれる果糖とブドウ糖のバランス変化による結晶化と、酵素に由来したもだそう。
この結晶化こそ、100%混じりっけのないオヒアレフアの花から採れた証拠。ハワイでは、この一種類の花のみを使用したハチミツが意外にも珍しく、ゆえに「幻」の称号が配されたとか。もちろん、言うまでもなくUSDA認定を受けたオーガニックものだ。
のんびり養蜂場で
ミツバチもストレスフリー?
さて、そのオヒアレフアハニーを作っているのが島西部カイルア・コナから海岸線を少し下りた養蜂場「Big Island Bee」。こんなのどかな場所でミツバチを飼っている。木箱の中が彼らの巣だ。のんびりストレスフリーの味がするのは、この環境のおかげかも?
近年、世界的にミツバチの数が激減し、世界レベルでの食糧危機が懸念されて久しい。その原因と考えられているのが、農薬や蜂群崩壊症候群(CCD)、さらにはダニなどの害虫による影響も指摘されている。しかし、南国の孤島ハワイでは現在のところCCDやダニの影響もなく、こうしてミツバチたちに活躍の場がある。本当の意味での「幻の」とは、まだ心配の必要もないようだが。
あえて、ハニーソープというチョイスも◎!
そうそう、看板商品のハチミツの他にもミツロウや石鹸もお土産として悪くない。
正直に言えば、ハワイ島まで足を伸ばさなくとも、ワイキキの「KCCファーマーズ・マーケット」や「アイランド・ヴィンテージコーヒー」などで手に入らなくもない。そこは、旅の目的次第でどうぞ。