都会から田舎へ。ある外国人観光客のロードトリップ

日本を訪れる外国人観光客は年々増加、昨年は2,000万人の大台を越えました。この国の多様な文化を、彼ら独自の視点で楽しんでいるようです。古寺巡礼、アニメの聖地へ、富士山詣、ラーメン屋をはしごしたり…目的はさまざま。

さて、デジタルアーティストJames Gilleardの旅の目的は、これらとはひと口違うもの。都市から田舎町へのロードトリップをデジタルアート化した作品を紹介します。

この道を行けば、
いつか故郷にたどり着く。

一連の作品「Japan by Car」は、自動車の窓からの風景をイラストにおこしたもの。私たちには見慣れたはずの景色、それも旅人には新鮮に映っているのでしょう。Jamesが車窓に見た世界、ありふれた日常のなかにノスタルジアを感じませんか。

車窓から伝わる疾走感、窓に映る反射や差し込む夕日のリアリティ、作品を見ているこちらも、Jamesの隣で風景を見ているような気持ちになります。

観光地用のプロモーションではなく、あくまでも観光客としての体験をアート化した作品。この中に登場する景色が日本のどこなのか、また彼がなぜこの地を訪れたか、詳細はあえて伏せておきたくて。そのほうが郷愁を誘いますからね。

私たちの知らない「ニッポン」つづきはJamesのサイトでどうぞ。

Licensed material used with permission by James Gilleard, Folio illustration agency
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。