岩手発、訪日外国人のための「おもてなしアイコン」がキャッチー

いわゆる「観光地」とは呼べないような海外の街を訪れると、看板やレストランのメニューに英語表記がなく困ることがある。そんなシチュエーションすらも、捉え方しだいでは旅の醍醐味ではあるのだが、実際にストレスを感じてしまう人は少なくないだろう。

ただし、それは日本を訪れる外国人にとっても同様。ひらがなにカタカナ、漢字にアルファベットが混ざった“言語環境”は、どこからどう考えても特異なものと言っていい。私たちにとっては当たり前の世界で、訪日外国人が苦労してしまっているような状況は想像に難くない──。

このたび、そんな課題に対処すべく、岩手県が立ち上がった!

インバウンド大作戦!

いわての10手」は、同県を訪れる外国人観光客にどのように対応すれば喜んでもらえるかがまとめられたHP。飲食店や宿泊事業者などのほか、一般県民にも分かりやすく「おもてなしのハウツー」が10項目掲載されている。

ここで紹介したいのは、そのうちの一つ、題して「文字よりも、絵で示そう」。たしかにこれ、アイコンがかなり分かりやすい。お店や温泉での使用を想定したものをいくつかピックアップしよう。

【お店で使えるアイコン】

【温泉で使えるアイコン】

ちなみに、なぜ岩手県なのか?

実は、同県釜石市は2019年ラグビーワールドカップ日本大会の開催都市の一つ。さらには、翌年の東京五輪も考慮してインバウンド対策をスタートしたというわけ。外国人観光客に内容を理解してもらうだけでなく、笑いをも誘えるようなユニークなアイコンは、他の自治体も気になるナイスアイデアではないだろうか。

お問合せ先:岩手県盛岡広域振興局経営企画部 019-629-6512

Licensed material used with permission byいわての10手, Facebook
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