外国人旅行者向け!NIPPONの見どころを詰め込んだ「ニュータイプ旅館」が誕生

年々、増加傾向にある外国人旅行者。迎え入れるホテル・旅行業界もあの手この手で“おもてなし戦略”に余念がありません。たとえば、神奈川県を代表する湯の町・湯河原にオープンする、このインバウンド向けエンタメ旅館。でも、さすがにやり過ぎでは…(笑)。

NIPPONの魅力を集約!

2016年3月1日オープン予定の「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」。ここは、日本の魅力を一度に味わえる、これまでの旅館とは一味も二味も違う“ニュータイプ旅館”です。

あえて恐れずにいうならば、「TOO MUCH!(過剰)」。けれど、それらはすべて演出。外国人観光客がイメージする「これぞ日本!」を詰め込むことでエンターテインメント性を高め、旅館にいながらにして日本全国の魅力を存分に味わってしまおうというのが、この旅館の身上なのです。

初めて日本を訪れる外国人旅行客に、新しい日本の入り口となるような旅館体験を提供する。このコンセプトのとも、新たな旅館のあり方を提唱する「The Ryokan Tokyo」。新幹線を使えば、東京から1時間弱というアクセスのいい湯河原に、その第1号が。

日本全国を満喫できる
仕掛けがいっぱい

まずは、エントランスへと続く朱色の鳥居。これは、京都・伏見稲荷をイメージして建てられたもの。玄関天井には、浅草・雷門を連想させる大提灯がお出迎え。

浮世絵の凧を見上げるエントランスホール。壁紙も和のテイスト一色です。

もちろん、源泉掛け流し

屋内浴場ではありますが、壁には堂々と富士山。さらには満開の桜。もちろん、お湯は源泉掛け流しです。

さらにはこんなサービスまで。各種イベントや日本文化体験プログラムなどを予定している小上がりスペース付近の壁には、日本を代表する観光名所の写真が並ぶ、写真撮影スポットが。貸し衣裳の浴衣を羽織っての記念写真や、湯河原にいながらにして、各地に“行った気”になれる工夫がいかにもエンターテインメント。

バーカウンターでは、日本酒の利き酒体験も楽しめるようです。

本格的な和室(朝食付き)から
素泊り用ドミトリーまで完備

こちらはゆったり6人部屋の和室。家族連れやグループ旅行客がくつろげるゆったりスペース。葛飾北斎『富嶽三十六景』より、「神奈川沖浪裏」と“赤富士”で知られる「凱風快晴」の屏風絵。

客室は、4人部屋が8室、6人部屋が3室。さらに、こちらが素泊まり専用のドミトリーで全14ベッドが完備されています。

日本文化を体感しつつ
合理的な旅のニーズにも対応!

このように、日本文化体験を充実させながらも旅の目的に合わせて、食事なしの素泊まりプランを用意するなど、合理的なサービスを導入する同旅館。航空業界のLCC同様にコストパフォーマンスにもこだわりありのようです。

こうした選択肢を取り入れるのも、まずは表層的であっても日本の良さを体感することで、「また来たい」と思ってもらうことを重要視しているから。そして、次の訪日時には、実際に日本各地の生の魅力に触れてほしい。その意図が、過度な装飾につながっていたようです。なるほど、こう聞くと確かに納得がいきますね。

ちなみに、言うまでもなく日本人旅行客の宿泊も可能。予約はこちらから。

Licensed material used with permission by The Ryokan Tokyo YUGAWARA
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。