外国人が撮影した「サイバーパンク・シティ TOKYO」

これらの写真を見ていて、映画『ブレードランナー』を思い出した。

1982年に公開された作品は、サイバーパンクSFという新ジャンルを確立した。その世界観は、退廃的な近未来。監督のリドリー・スコットが来日した際に訪れた新宿歌舞伎町にヒントを得たとも言われている。

あれから、35年。映画の中のイメージは、現実となった。

TOKYOが
新鮮に見える
不思議さ

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一連の写真を撮影したのは、ニュージーランド出身のCody Ellingham。東京のクリエイティブ・エージェンシーで働いているようだ。この写真シリーズは、漂流を意味する「DERIVE」とネーミングされている。地図を持たずにあてもなく街を彷徨いながら、撮影をしたそうだ。

「サイバーパンク・シティ TOKYO」「サイバーパンク・シティ TOKYO」「サイバーパンク・シティ TOKYO」

改めて、自分が住んでいる街並みを眺めてみた。外国人というフィルターが1枚かかるだけで、随分と印象が変わるんだよな。見慣れた景色が新鮮に見えてくる感覚は、じつに不思議だ。Codyは、ユニークなコメントを残している。

「僕にとっては、山に登るのも、ビルに登るのも同じさ。どちらにも、静寂な世界が横たわっている」

普段とは、ひと味もふた味も違うTOKYOの姿は、きっと撮影者の意識の違いで生まれてくるんだろう。興味を持った人は、彼のInstagramへ。しばし、幻想的なサイバーパンク・シティTOKYOを鑑賞してみてはいかがだろう?

Licensed material used with permission by Cody Ellingham, (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。