ちょっと寂しげで、ちょっとホッとする。Yota Yoshidaが撮る「東京」

“つくり込まれた” 写真を目にする機会が増えました。もちろん、それも美しいしおもしろいけど、実際の風景や空気感とはかけ離れていることも、しばしば。

東京在住のフォトグラファー、Yota Yoshidaさんの「From Somewhere, To Elsewhere」は、都市郊外の日常を切り取ったシリーズ。普段は目に留めないような、それこそ写真で抑えようとも思わないような風景かもしれませんが、どこか寂しげで、思わず見入ってしまいました。

海外の人からすると、東京はきらびやかなイメージが強いのかもしれません。でもYotaさんの写真から見えてくるのは、生々しい孤独や思わず口角が緩んでしまいそうな愛すべき瞬間。そして、これらの作品は「Vice」のCreators Projectや、「南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)」などでも紹介され、海外メディアでも数多くシェアされました。

普段から街中で写真を撮っていて、自らのことを「あらかじめ何か目標を定めて写真を撮るようなタイプではない」と語ります。

それは、今回のプロジェクトも同様。

「こういうものを作ろう」と構想を練ってから撮り始めたものではなく、それまでに撮ってきた時間も場所も異なる写真から、共通点のあるものを集め、ひとつの物語を見出したのだそう。

「写っている人や物」「写真を選んでいる私」そして「この写真を見ているあなた」は、それぞれ別の瞬間に存在しています。表面的には移動をテーマにした構成にはなっていますが、「彼ら」や「私」と同じ線の上に「あなた」が立っていると思って見ていただければと思います。"To Elsewhere"にいる鑑賞者の機微に、少しでも触れるような何かが届けば嬉しいです。

見慣れた写真とはまた違った魅力を持つYotaさんの写真は、WEBサイトInstagramでも見ることができます。

Licensed material used with permission by Yota Yoshida, (Instagram)
世界中のストリートアートを検索できるアプリ「Street Art Cities」。現在、70カ国以上、350を超える都市のストリートアートが登録されています。
関東地方にある「国立公園」の注目ポイントは、ずばり「山」です。美しい山々を前に景観を楽しむも良し、ハイキングで汗を流すも良し。東京近郊にありながら、「山の...
外国人から見ると、東京の路地裏に広がるネオン街は「まるでゲームの世界に飛び込んだ」ような気持ちにさせてくれるとか。撮影したのは、アートとゲームをこよなく愛...
地震のときも台風のときもダウンロードしないままだった「東京都防災アプリ」。2015年に都民に配られた冊子『東京防災』のアプリ版で、これがなかなか、都民じゃ...
ニューヨークに住んでいたとき、日々の行動が環境にどのような影響を与えているかを意識するのはごく自然なことだった。私が東京に1年しか住んでいないがゆえに、環...
「銭湯特区」と呼ばれる、東京都南部に位置する大田区。ここは、東京23区内で最も銭湯が多い街です。40を超える銭湯の中から選んだ、東京・大田区の「天然温泉」...
アムステルダムを拠点に活動するフォトグラファー・Patrick Mordiさんは、ある日写真を撮ることへの情熱を失い、その楽しさを思い出せない日々を送って...
日本人にとっては、ものすごく身近な「夜の路地裏」。でも、海外の人の目には、光り輝く看板や赤い提灯がとても新鮮に映るのだそう。実はいま、涌井真史さんが撮影し...
僕のなかのワインのイメージと言えばやっぱりまだ、高級で、ハレの日のもの。でも、今回訪れた「東京ワイナリー」は真逆。東京ワイナリーがあるのは、近隣にコインパ...
甘みがあり、ご飯に乗せて食べるとおいしい「佃煮」ですが、だいたいメインのおかずは他にあります。佃煮は、あくまで引き立て役。とはいえ、東京の家庭の食卓には欠...
2012年に携帯アプリとして配信され、有料ゲームながら全世界で1億3000万ダウンロードの大ヒットを記録したウイルス感染ゲーム「Plague Inc.」。...
被写体にしたのはきっと、"日本の春色"。モスクワの写真家、Kristina Makeevaさんの作品に目を奪われてしまうのは、一度見たら忘れられなくなるく...
ビジネス街であり、古き良き商店街もあり、洒落たベイエリアもあり、新幹線や飛行機で移動するときのハブでもあり、古くは東海道品川宿として旅の要地でもある「東京...
夏らしい青空もないし、透き通った美しい海もない、なのにカラッとした心地いい日本の夏の「暑さ」を感じる写真たちです。撮影したのは東京在住のブラジル人フォトグ...
画家ゴーギャンが「古城のよう」と表現したことで知られるポリネシア、モーレア島を拠点に活動する写真家夫婦ヴィルジニさんとサミュエルさんは、10年ものあいだポ...
東京都内で最も銭湯が多い大田区と並んで、温泉が「掘ったら出る」と言われている「江戸川区」。特に荒川沿いで黒湯が湧いていて、天然温泉施設が船堀地区に集中して...
発売以来、累計32万本を販売した「株式会社ドウシシャ」の「ON℃ZONE(オンドゾーン)」に新バージョンが登場。飲み物をあっというまに氷点下に下げる機能は...
「レジ袋の代わりに使えるバッグ・使いたくなるバッグ」をエコバッグと定義して、9種類紹介!
イメージケーキ、をご存知だろうか。思わず写真を撮りたくなる独創的なビジュアルのそれは、東京・品川の原美術館にある「カフェ ダール」で提供されている。このカ...
2020年の1月7⽇〜2月16日、「東京都現代美術館」にて「東京2020公式アートポスター展」が開催される。オリンピックおよびパラリンピックの公式アートポ...
東京ミッドタウンで開催されたFIS TOKYOのオープニングトークセッション。ゲルフリート・ストッカー(アルスエレクトロニカ)、山中俊治(東京大学生産技術...
今回は、「THE NEW YORKER」に敬意を示し、東京バージョン「THE TOKYOITER」という架空の雑誌の表紙を紹介しましょう。
銀座の老舗漬物店がつくる茹でたまごのお漬物。
ミックさんは外国人ではなく、日本人のフォトグラファー。四十路の関西人だ。